闘う姿勢を見せた熊本は、エースの清武をはじめ大半の選手を及第点に。

【警告】千葉=近藤直也(34分)、長澤和輝(71分) 熊本=園田拓也(48分)、上村周平(85分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】町田也真人(千葉)

いまだ震災の影響を受ける熊本は、運動量の落ちた後半に2失点。それでも選手個々の奮闘は観る者に十分伝わった。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)
【熊本|採点・寸評】
GK
1 畑 実 5.5
キックミスから招いた2失点目は頂けないが、それまでは初先発にもかかわらず冷静なプレーを披露。後半序盤にはエウトンの至近距離からのヘディングシュートに対し好守も見せた。
DF
23 藏川洋平 6
守備に軸足を置き、手堅くプレー。自らが守るサイドから崩されるシーンはほぼなく、相手のシュートに対し身を挺して防いだ。
4 園田拓也 6
CBでコンビを組む植田との呼吸に乱れはなく、ハイボールや球際で力強い守備を披露。最終ラインの要として機能した。
5 植田龍仁朗 6
自陣に放り込まれるボールに対し、果敢に前に飛び出しピンチの芽を摘み取る。特に、リーチの長いタックルでマイボールにするプレーが光った。
7 片山奨典 6
前半にマッチアップした船山に度々背後でボールを持たれたが、しつこく食らいつき手を焼かせる。味方が競り合った後のカバーリングもそつなくこなした。
MF
8 髙柳一誠 6
相手の縦パスに目を光らせ、ピンチを未然に阻止。運動量が落ちた後半は、中盤のスペースを使われる場面が散見されたが、致命的なミスは冒さなかった。
38 上村周平 5.5
機を見て積極的に攻撃に参加。守備ではルーズボールにいち早く反応する姿が印象的だったが、後半はややガス欠気味に。
10 清武功暉 6
開始3分に決定的なシュートを放つなど、ボールを持てば危険な香りを漂わせる。中断前と変わらず、前線に不可欠な存在であることを証明した。
17 岡本賢明 6(70分OUT)
攻守のバランスを第一に考えてプレー。清武とポジションをこまめに変えながら、状況に応じてゴール前にも侵入し攻撃をサポートした。
FW
11 平繁龍一 6(60分OUT)
前線からのプレスで相手を牽制。味方がボールを奪えば積極的にボールを呼び込み、的確な判断でボールをつなげるなど、気の利いたプレーを見せていた。
36 巻誠一郎 6(84分OUT)
後方からのロングボールには必ず競り合うなど、持ち前の「闘争心」を顕示。相手との競り合いで顔を痛める場面もあったが、めげずに戦い続けた姿は素晴らしかった。
交代出場
FW
29 齋藤恵太 5.5(60分IN)
球際へ泥臭くチャレンジするなど闘う姿勢は見せた。自慢のスピードでDFを突破するシーンには可能性を感じさせたが……。
MF
39 嶋田慎太郎 5.5(70分IN)
切り札として投入されたが、起爆剤とはなれなかった。ただ、最後まで諦めない必死なプレーは、サポーターの心に響いたはずだ。
FW
9 アンデルソン ―(84分IN)
ボールを触る機会が限られ、不完全燃焼のまま試合終了を迎える。終了間際に自陣からボールを持ち込み前線へパスを送るも、味方へはつながらなかった。
監督
清川浩行 6
十分な準備期間が取れず無念の結果に終わったが、再開前と変わらず組織的にチームを機能させていた点は評価したい。
取材・文:橋本 啓(サッカーダイジェスト編集部)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
GK
1 畑 実 5.5
キックミスから招いた2失点目は頂けないが、それまでは初先発にもかかわらず冷静なプレーを披露。後半序盤にはエウトンの至近距離からのヘディングシュートに対し好守も見せた。
DF
23 藏川洋平 6
守備に軸足を置き、手堅くプレー。自らが守るサイドから崩されるシーンはほぼなく、相手のシュートに対し身を挺して防いだ。
4 園田拓也 6
CBでコンビを組む植田との呼吸に乱れはなく、ハイボールや球際で力強い守備を披露。最終ラインの要として機能した。
5 植田龍仁朗 6
自陣に放り込まれるボールに対し、果敢に前に飛び出しピンチの芽を摘み取る。特に、リーチの長いタックルでマイボールにするプレーが光った。
7 片山奨典 6
前半にマッチアップした船山に度々背後でボールを持たれたが、しつこく食らいつき手を焼かせる。味方が競り合った後のカバーリングもそつなくこなした。
MF
8 髙柳一誠 6
相手の縦パスに目を光らせ、ピンチを未然に阻止。運動量が落ちた後半は、中盤のスペースを使われる場面が散見されたが、致命的なミスは冒さなかった。
38 上村周平 5.5
機を見て積極的に攻撃に参加。守備ではルーズボールにいち早く反応する姿が印象的だったが、後半はややガス欠気味に。
10 清武功暉 6
開始3分に決定的なシュートを放つなど、ボールを持てば危険な香りを漂わせる。中断前と変わらず、前線に不可欠な存在であることを証明した。
17 岡本賢明 6(70分OUT)
攻守のバランスを第一に考えてプレー。清武とポジションをこまめに変えながら、状況に応じてゴール前にも侵入し攻撃をサポートした。
FW
11 平繁龍一 6(60分OUT)
前線からのプレスで相手を牽制。味方がボールを奪えば積極的にボールを呼び込み、的確な判断でボールをつなげるなど、気の利いたプレーを見せていた。
36 巻誠一郎 6(84分OUT)
後方からのロングボールには必ず競り合うなど、持ち前の「闘争心」を顕示。相手との競り合いで顔を痛める場面もあったが、めげずに戦い続けた姿は素晴らしかった。
交代出場
FW
29 齋藤恵太 5.5(60分IN)
球際へ泥臭くチャレンジするなど闘う姿勢は見せた。自慢のスピードでDFを突破するシーンには可能性を感じさせたが……。
MF
39 嶋田慎太郎 5.5(70分IN)
切り札として投入されたが、起爆剤とはなれなかった。ただ、最後まで諦めない必死なプレーは、サポーターの心に響いたはずだ。
FW
9 アンデルソン ―(84分IN)
ボールを触る機会が限られ、不完全燃焼のまま試合終了を迎える。終了間際に自陣からボールを持ち込み前線へパスを送るも、味方へはつながらなかった。
監督
清川浩行 6
十分な準備期間が取れず無念の結果に終わったが、再開前と変わらず組織的にチームを機能させていた点は評価したい。
取材・文:橋本 啓(サッカーダイジェスト編集部)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。