磐田――小林のゴールは秀逸も、最終ラインの隙を突かれて2失点。

17分に小林の直接FKが決まって先制。ボール支配率では下回りながらも、主導権は握っていただけに、自分たちから勝利を手離してしまったのは悔やまれる。 写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)
【磐田|採点・寸評】
GK
1 八田直樹 5.5
カミンスキーの故障でリーグ戦初出場。22分に遠藤のシュートを右手1本で防ぐファインセーブ。1点目を失った後も気落ちせずに踏ん張っていたが、最終ラインとの連係の隙を突かれて決勝点を許してしまった。
DF
3 大井健太郎 5
スペースに先回りして行く手を封じるなど「対パトリック」では十分役割を果たした一方、前半終了間際に相手選手の「スルー!」の声に惑わされて対応が遅れて失点。「僕のせいで負けてしまった」と悔しさを滲ませた。
5 櫻内 渚 5
ラインを上げる際に遅れる場面があり、攻撃に出て行くこともできない“どっちつかず”の状態に。終了間際に訪れた同点のチャンスでもクロスに合わせ切れなかった。
35 森下 俊 5
サイズで11センチ上回るパトリック相手に真っ向勝負。粘り強く堪えていただけに、攻守が切り替わった一瞬の隙を突かれた2失点目が痛かった。
MF
2 中村太亮 5.5(76分OUT)
対面のアデミウソンを警戒して最終ラインに近い位置取り。守備面で奮闘した一方で、持ち前の攻撃力はウイングバックに入った時に活かし切れていない。
4 小林祐希 6
スリッピーなピッチを意識し、短い助走からGKの手前で落ちるボールを放って先制ゴール。違いを生み出すプレーは随所に見られたが、「もう1点取ってあげたかった」と自省した。
9 太田吉彰 5.5(85分OUT)
激しく上下動を繰り返しつつ、左右も幅広くカバー。豊富な運動量で局面には顔を出したものの、最後のプレーの精度を欠き、チャンスを演出し切れなかった。
13 宮崎智彦 6
山本との距離感が良く、前後関係を築いて中盤のフィルター役に。宇佐美の突破も巧みなカバーリングで引っ掛けてボールを奪った。終盤は左SBにスライドしてプレー。
22 松井大輔 5.5 (65分OUT)
巧みにセカンドボールを拾いながら、守備では労を惜しまずプレッシング。小林との良い連係が見られる場面もあったが、35歳初のゲームを勝利で飾れなかった。
23 山本康裕 5.5
中盤の激しい肉弾戦で消耗。宮崎のサポートで持ちこたえていたが、3バックを使用した過去2試合に比べると存在感は薄かった。
FW
15 アダイウトン 5.5
スピードと瞬発力でカウンターのスイッチ役に。29分、クロスに飛び込むも渾身のヘディングシュートはバーの上。ボックス内で直線以外の動きのバリエーションが欲しい。
交代出場
MF
11 松浦拓弥 5.5(65分IN)
ボールをキープしながら味方のサポートを待つも、イメージが合わずにボールロスト。出場直後に失点した嫌な流れを絶ち切れなかった。
MF
40 川辺 駿 ―(76分IN)
2試合ぶりの出場。攻撃の活性化が求められたが、G大阪に押し込まれる時間帯が長く、見せ場を迎えることなくタイムアップ。
MF
7 上田康太 ―(85分IN)
7節以来の出場も、G大阪ムードのなかでは少々荷が重かったか。チームを攻撃に軸足を置かせることができず、最後はボールを持った瞬間に試合終了の笛が鳴った。
監督
名波 浩 5.5
ハーフタイムにラインコントロールの修正を呼びかけながら、2失点目は一瞬の隙を突かれたもの。「主導権を握っていたのは我々」(名波監督)なのは事実だが、勝点3を失ったのは痛手だった。
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
GK
1 八田直樹 5.5
カミンスキーの故障でリーグ戦初出場。22分に遠藤のシュートを右手1本で防ぐファインセーブ。1点目を失った後も気落ちせずに踏ん張っていたが、最終ラインとの連係の隙を突かれて決勝点を許してしまった。
DF
3 大井健太郎 5
スペースに先回りして行く手を封じるなど「対パトリック」では十分役割を果たした一方、前半終了間際に相手選手の「スルー!」の声に惑わされて対応が遅れて失点。「僕のせいで負けてしまった」と悔しさを滲ませた。
5 櫻内 渚 5
ラインを上げる際に遅れる場面があり、攻撃に出て行くこともできない“どっちつかず”の状態に。終了間際に訪れた同点のチャンスでもクロスに合わせ切れなかった。
35 森下 俊 5
サイズで11センチ上回るパトリック相手に真っ向勝負。粘り強く堪えていただけに、攻守が切り替わった一瞬の隙を突かれた2失点目が痛かった。
MF
2 中村太亮 5.5(76分OUT)
対面のアデミウソンを警戒して最終ラインに近い位置取り。守備面で奮闘した一方で、持ち前の攻撃力はウイングバックに入った時に活かし切れていない。
4 小林祐希 6
スリッピーなピッチを意識し、短い助走からGKの手前で落ちるボールを放って先制ゴール。違いを生み出すプレーは随所に見られたが、「もう1点取ってあげたかった」と自省した。
9 太田吉彰 5.5(85分OUT)
激しく上下動を繰り返しつつ、左右も幅広くカバー。豊富な運動量で局面には顔を出したものの、最後のプレーの精度を欠き、チャンスを演出し切れなかった。
13 宮崎智彦 6
山本との距離感が良く、前後関係を築いて中盤のフィルター役に。宇佐美の突破も巧みなカバーリングで引っ掛けてボールを奪った。終盤は左SBにスライドしてプレー。
22 松井大輔 5.5 (65分OUT)
巧みにセカンドボールを拾いながら、守備では労を惜しまずプレッシング。小林との良い連係が見られる場面もあったが、35歳初のゲームを勝利で飾れなかった。
23 山本康裕 5.5
中盤の激しい肉弾戦で消耗。宮崎のサポートで持ちこたえていたが、3バックを使用した過去2試合に比べると存在感は薄かった。
FW
15 アダイウトン 5.5
スピードと瞬発力でカウンターのスイッチ役に。29分、クロスに飛び込むも渾身のヘディングシュートはバーの上。ボックス内で直線以外の動きのバリエーションが欲しい。
交代出場
MF
11 松浦拓弥 5.5(65分IN)
ボールをキープしながら味方のサポートを待つも、イメージが合わずにボールロスト。出場直後に失点した嫌な流れを絶ち切れなかった。
MF
40 川辺 駿 ―(76分IN)
2試合ぶりの出場。攻撃の活性化が求められたが、G大阪に押し込まれる時間帯が長く、見せ場を迎えることなくタイムアップ。
MF
7 上田康太 ―(85分IN)
7節以来の出場も、G大阪ムードのなかでは少々荷が重かったか。チームを攻撃に軸足を置かせることができず、最後はボールを持った瞬間に試合終了の笛が鳴った。
監督
名波 浩 5.5
ハーフタイムにラインコントロールの修正を呼びかけながら、2失点目は一瞬の隙を突かれたもの。「主導権を握っていたのは我々」(名波監督)なのは事実だが、勝点3を失ったのは痛手だった。
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。