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【指揮官コラム】カターレ富山監督 三浦泰年の『情熱地泰』|心に響いたふたつのライブが示すもの

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2016年05月06日

「この年、カターレはこうだった」と心に残るチームに。

兄弟バンド「sahaji」の西田兄弟のふたりと。富山でも新たな縁が芽生えている。

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 サッカーの力で、人に力を与える――。
 
 世界では当たり前のように、サッカーが周りに喜びだけでなく、生活の一部として影響を与えていく。
 
 それは勝利というものだけでなく、地域に存在し、ともに生き抜くクラブとしてのあり方が周りを熱くさせるのだろう。
 
 そしてイングランド・プレミアリーグでは「レスター」が「芸術的」な優勝を飾った。この話は次回のコラムで触れたいと思う。
 
「billboard classics festival 2016 in Toyama」は数時間でチケットが完売。「Jim Boggia Japan Tour 2016」では小さなバーにアメリカ人の音色を聴きに、そして富山出身の兄弟バンドsahajiがオープニングアクトで花を添え、店いっぱいに人が集まった。
 
 これらは、良い音楽がいかに人々の心を深く揺り動かしているかを示している。

レスターのプレミアリーグ優勝は、世界中の人々に大きな衝撃を与えた。三浦監督にとっても、チームが何を発信し、何を与えられるかは大きなテーマとなっている。(C) Getty Images

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 翻って、サッカーの力でカターレ富山が何を市民に、あるいは富山で育ち今は県外で暮らす人たちに、何を発信し与えられているのであろうか?
 
 スタジアムに集まる人の数は、まだ決して多いとは言えない。まだまだ心に響くモノになっていない証拠かもしれない。
 
 オーケストラのように奏でるハーモニーを感じるような「富山のサッカー」を目指したい。富山人の誇りになるような……。
 この春に富山で音楽鑑賞をして心に刻まれた感動と同じように、「この年、カターレはこうだった」と、心に残るチームにしていきたい。
 
 133年分の歓喜と「岡崎」という大きな文字。レスター優勝を伝える新聞を横目に、責任を強く感じている。
 
2016年5月4日
三浦泰年
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