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【高校サッカー】選手権で快進撃の國學院久我山と駒大高がT1の舞台で激突! 今年も東京をリードする2校の現在地とは

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2016年05月03日

「関東予選で負けて一回区切りがついた」と國學院久我山の清水監督。

選手権では優秀選手にも選出された國學院久我山の名倉(14番)。今季は主将としてチームを牽引する。写真:安藤隆人

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「今年はそこそこやるけど、最後の勝負で大事なところでやられてしまう。いつものウチのチームがやることの逆を久我山さんにやられた。最後、足がつってしまった。そこで追いついて来る相手はさすがだなと。ここから久我山、成立、実践学園、FC東京U-18Bと、難敵揃いなので、この初戦をどう戦うかを考えた。最低でも引き分けという結果は欲しかったので、それはできたが、ゲーム展開を考えると…悔しいですね」
 
 試合後、駒澤大高・大野祥司監督が語ったように、駒澤大高は自分たちのお株を奪われる形で勝点2を失った。「ケガ人が多いのも頭の悩ませどころ」と相次ぐ主軸の怪我に頭を悩ませていたが、この日2ゴールを挙げた三浦、ボランチで安定感溢れるプレーを見せたMF小池浩然、1年生CBの齋藤我空など、実戦経験を重ねて成長をして来た選手がおり、チーム力の高さは今年も健在だった。
 
 一方の久我山は、「まだ選手権の余韻があることを感じます。顧問の先生が『関東予選で負けて、一回区切りがついたね』と言ってくれた。悔しかったけど、一回整理して仕切り直そうと思えた」と清水監督が語ったように、未だ周囲の『選手権フィーバー』が覚めやらず、その雰囲気に飲まれつつあったチームに危機感を示していた。
 
 それだけに、関東予選2回戦敗退は、チームにとってその雰囲気を断つのにもってこいの試合だった。そして、その敗戦後、初の公式戦となったこの試合で、立ち上がりの悪さと、最後の意地という良い面と悪い面が顔を出したことは、大きな収穫となった。
 
「もう一度、選手権のあの大舞台に立つためには、並大抵ではない努力が必要。それを負けから逆算できるチームにしたいと思います。なんとなく勝つ、惜しいゲームをやっていてはダメ。今日の立ち上がりが格好の教材です。今日出た、良い面と悪い面を今後に活かして、この試合が重要なターニングポイントになるようにしたい」(清水監督)
 
 これは駒澤大高にもそっくり当てはまる。ともに周囲に漂う『選手権フィーバー』を断ち切り、『今年のチーム』としてしっかりと成長曲線を描けるように、白熱の一戦が大きな転換点となってほしい。
 
取材・文:安藤隆人(サッカージャーナリスト)
 
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