ころころとスタメンが代わる現状は…。
攻撃がいまひとつのうえ、4節の鹿島戦以降の守備もピリッとしない。司令塔のハ・デソンはパスミスが多く、そこから逆にカウンターを食らうケースも少なくない。新守護神の秋元も安定感はなく、4バックとの連係に課題を残す。要は、今のFC東京は攻撃も守備も強みと言い切れない“中途半端なチーム”になっている。
中途半端と言えば、スターティングメンバーも固まらない。過密日程の影響でコンディション優先という側面もあるが、ころころとスタメンが代わる現状は城福監督の迷いと言えなくもないだろう。開幕当初は先発に名を連ねていた前田や東が、福岡戦でベンチにいたのは果たしてコンディションだけの問題か。チームの最適解を導き出す過程で苦労しているから、いろんなメンバーを試しているのではないか。
新しいものを生み出すための我慢の時期と捉えることもできる。しかし、そうなると城福監督の優勝宣言がぶれてくるような気がする。昨季とは違うサッカーに取り組み、かつ結果を出すというニュアンスの言葉をファン・サポーターの前で言った以上、チームを作りながら勝利も掴むスタンスが求められる。
J1リーグの開幕9試合を終えて、12位(4月29日現在)。気付けば、降格圏に足を踏み入れそうな状況だ。福岡戦を「受け入れがたい敗戦」とコメントした城福監督は、ビン・ズオンとのアウェーゲーム(5月4日)で仮に敗れるようだと……。さらに厳しい状況に追い込まれることになる。
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェス
中途半端と言えば、スターティングメンバーも固まらない。過密日程の影響でコンディション優先という側面もあるが、ころころとスタメンが代わる現状は城福監督の迷いと言えなくもないだろう。開幕当初は先発に名を連ねていた前田や東が、福岡戦でベンチにいたのは果たしてコンディションだけの問題か。チームの最適解を導き出す過程で苦労しているから、いろんなメンバーを試しているのではないか。
新しいものを生み出すための我慢の時期と捉えることもできる。しかし、そうなると城福監督の優勝宣言がぶれてくるような気がする。昨季とは違うサッカーに取り組み、かつ結果を出すというニュアンスの言葉をファン・サポーターの前で言った以上、チームを作りながら勝利も掴むスタンスが求められる。
J1リーグの開幕9試合を終えて、12位(4月29日現在)。気付けば、降格圏に足を踏み入れそうな状況だ。福岡戦を「受け入れがたい敗戦」とコメントした城福監督は、ビン・ズオンとのアウェーゲーム(5月4日)で仮に敗れるようだと……。さらに厳しい状況に追い込まれることになる。
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェス