公式戦ここ3試合で8失点。守備面も課題だが阿部の見解は…。
ちょうど4日前、FC東京はACLの全北現代戦を0-3で落とした。自陣を固めた相手を効果的に崩せなかった攻撃面はもちろん、守備網をいとも簡単に破られたディフェンス面にも不安を覗かせていたなか、甲府戦でも失点は止まなかった。
公式戦ここ3試合で8失点し、第1ステージ・8節終了時点で、総失点12はリーグワースト5位。昨季までチームを指揮したマッシモ・フィッカデンティ前監督下では、手堅い守備組織を構築し鉄壁を誇った(2015シーズンの総失点33はリーグ3位)のとは相反する現状を見れば、攻撃面の改善にフィーチャーしてばかりはいられない。
そんな状況を踏まえつつも、阿部は独自の見解をこう示した。
「ここ最近失点が続いているので、そういう意味でも守備にフォーカスするのは悪くはない。でも、それで攻撃に厚みがなくなってしまうようでも駄目。前線の選手だからと言うのもありますが、個人的にはまずは攻撃面の課題をしっかり改善したい。そうしないと守備にも活きてこないかなと思います」
前体制下で築いた守備組織を立て直したい気持ちも分かるが、攻撃も守備も、同時に強化を進めていくのは簡単ではない。だとすれば、まずは攻撃を優先すべきとの考えを、阿部は訴えたかったのかもしれない。阿部や平山、ネイサン・バーンズのほか、前田遼一やムリキ、水沼宏太ら豪華なメンバーが揃うとあって、下手に弱気になる必要もない。まさに、「攻撃が最大の防御」と言ったところか。
いずれにせよ、現状のままではトップに肉薄するのは厳しい。試合後にアウェーのゴール裏からブーイングが響いたように、サポーターが決して満足していないのも確かだ。
取材・文:橋本 啓(サッカーダイジェスト編集部)
公式戦ここ3試合で8失点し、第1ステージ・8節終了時点で、総失点12はリーグワースト5位。昨季までチームを指揮したマッシモ・フィッカデンティ前監督下では、手堅い守備組織を構築し鉄壁を誇った(2015シーズンの総失点33はリーグ3位)のとは相反する現状を見れば、攻撃面の改善にフィーチャーしてばかりはいられない。
そんな状況を踏まえつつも、阿部は独自の見解をこう示した。
「ここ最近失点が続いているので、そういう意味でも守備にフォーカスするのは悪くはない。でも、それで攻撃に厚みがなくなってしまうようでも駄目。前線の選手だからと言うのもありますが、個人的にはまずは攻撃面の課題をしっかり改善したい。そうしないと守備にも活きてこないかなと思います」
前体制下で築いた守備組織を立て直したい気持ちも分かるが、攻撃も守備も、同時に強化を進めていくのは簡単ではない。だとすれば、まずは攻撃を優先すべきとの考えを、阿部は訴えたかったのかもしれない。阿部や平山、ネイサン・バーンズのほか、前田遼一やムリキ、水沼宏太ら豪華なメンバーが揃うとあって、下手に弱気になる必要もない。まさに、「攻撃が最大の防御」と言ったところか。
いずれにせよ、現状のままではトップに肉薄するのは厳しい。試合後にアウェーのゴール裏からブーイングが響いたように、サポーターが決して満足していないのも確かだ。
取材・文:橋本 啓(サッカーダイジェスト編集部)