広島――P・ウタカが今季2度目の1試合・2得点。森﨑和もゲームコントロールも効いていた。
【広島|採点・寸評】
GK
1 林 卓人 6
PKで1失点したが、50分に齋藤のシュートを右手1本でストップ。試合終盤には相手のカウンターに飛び出してピンチの芽を摘むなど、90分間高い集中力を保った。
DF
4 水本裕貴 6
青山に代わってゲームキャプテンを務め、気迫溢れるプレーで守備陣をリード。突破を許しそうになっても、間一髪のところで身体を張り、ゴール前で簡単にチャンスを作らせなかった。
5 千葉和彦 5.5
立ち上がりにビルドアップで若干バタつき、ややアンラッキーなハンドでPKを献上。それでもすぐさま立て直し、相手の攻撃を撥ね返した。普段のパフォーマンスからすれば、やや物足りなさが残る分、及第点よりも下とした。
33 塩谷 司 6
ボランチと上手く補完し合い、対面の齊藤を上手く封殺。2点目の起点となるロングボールをミキッチに通すなど、攻守に存在感を示した。
MF
8 森﨑和幸 6.5
青山不在のなか、精神的支柱として中盤に君臨。常にボール奪取を狙いながら、最終ラインとのマークの受け渡しにも細心の注意を払い、巧みにゲームをコントロールした。
14 ミキッチ 6.5(84分OUT)
鋭いドリブル突破で右サイドを深くえぐり、精度の高い折り返しでチャンスを創出。2点目のアシストを含め、P・ウタカとの息も合い始めている。
18 柏 好文 6
堅守速攻の“特攻隊長”役を担い、素早いトランジションから高速ドリブルを発動。後半に自身の裏のスペースを使われる場面も何回かあったが、推進力の効果を考えれば「プラマイゼロ」か。
25 茶島雄介 5.5(76分OUT)
連戦の影響を感じさせない豊富な運動量は買い。ただ、P・ウタカとのワンツーでゴール前に抜け出した10分の場面はGK正面。後半のチャンスでもヘディングシュートはDFの正面に飛び、得点はできなかった。
30 柴﨑晃誠 6
チームトップの走行距離を記録。相手DFの厳しいマークになかなか前は向けなかったが、柏やミキッチのカウンターを引き出すなど、攻撃の“潤滑油”的な役割を果たした。
37 宮原和也 5.5(63分OUT)
キャプテン青山の代役に抜擢。ことボール奪取の部分では中村ら横浜の強力な中盤相手にも対等に渡り合ったが、展開力とはじめとした攻撃面に関しては不完全燃焼。「今日は全然ダメ」と自己評価も厳しかった。
FW
9 ピーター・ウタカ 7 MAN OF THE MATCH
1点目は相手のミスによるものだが、しっかりゴール前にポジションを取っていたからこそ生まれたゴール。決勝点も挙げるなど今季2度目の1試合・2ゴールで、得点ランクトップに浮上した。
交代出場
MF
28 丸谷拓也 6(63分IN)
ボールホルダーに粘り強くプレッシャー。球際にも果敢に飛び込んでセカンドボールを拾い、リードを守るゲームマネジメント内で与えられた役割をきっちりこなした。
FW
31 宮吉拓実 -(76分IN)
鹿島戦以来、今季2度目のリーグ戦出場。持ち前の攻撃はグッと堪え、シャドーとして守備のタスクを遂行した。浅野の復帰が近づいているだけに、こういった地道なアピールも必要だろう。
MF
16 清水航平 -(84分IN)
逃げ切りを図るなかでピッチへ。87分、ボールを回しても良い場面でシュートを放った場面はリスクもあったが、アディショナルタイムに身体を張ったボールキープで時間を使い、帳尻を合わせた。
監督
森保 一 6.5
青山不在で攻撃の組み立てで苦労するのは「想定内」。ミスをしても全員でカバーする意識を選手に刷り込み、同点とされた後に逆転する“強者”の展開を呼び込んだ。連戦で苦しい台所事情のなか、さすがのゲームマネジメントだった。
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
GK
1 林 卓人 6
PKで1失点したが、50分に齋藤のシュートを右手1本でストップ。試合終盤には相手のカウンターに飛び出してピンチの芽を摘むなど、90分間高い集中力を保った。
DF
4 水本裕貴 6
青山に代わってゲームキャプテンを務め、気迫溢れるプレーで守備陣をリード。突破を許しそうになっても、間一髪のところで身体を張り、ゴール前で簡単にチャンスを作らせなかった。
5 千葉和彦 5.5
立ち上がりにビルドアップで若干バタつき、ややアンラッキーなハンドでPKを献上。それでもすぐさま立て直し、相手の攻撃を撥ね返した。普段のパフォーマンスからすれば、やや物足りなさが残る分、及第点よりも下とした。
33 塩谷 司 6
ボランチと上手く補完し合い、対面の齊藤を上手く封殺。2点目の起点となるロングボールをミキッチに通すなど、攻守に存在感を示した。
MF
8 森﨑和幸 6.5
青山不在のなか、精神的支柱として中盤に君臨。常にボール奪取を狙いながら、最終ラインとのマークの受け渡しにも細心の注意を払い、巧みにゲームをコントロールした。
14 ミキッチ 6.5(84分OUT)
鋭いドリブル突破で右サイドを深くえぐり、精度の高い折り返しでチャンスを創出。2点目のアシストを含め、P・ウタカとの息も合い始めている。
18 柏 好文 6
堅守速攻の“特攻隊長”役を担い、素早いトランジションから高速ドリブルを発動。後半に自身の裏のスペースを使われる場面も何回かあったが、推進力の効果を考えれば「プラマイゼロ」か。
25 茶島雄介 5.5(76分OUT)
連戦の影響を感じさせない豊富な運動量は買い。ただ、P・ウタカとのワンツーでゴール前に抜け出した10分の場面はGK正面。後半のチャンスでもヘディングシュートはDFの正面に飛び、得点はできなかった。
30 柴﨑晃誠 6
チームトップの走行距離を記録。相手DFの厳しいマークになかなか前は向けなかったが、柏やミキッチのカウンターを引き出すなど、攻撃の“潤滑油”的な役割を果たした。
37 宮原和也 5.5(63分OUT)
キャプテン青山の代役に抜擢。ことボール奪取の部分では中村ら横浜の強力な中盤相手にも対等に渡り合ったが、展開力とはじめとした攻撃面に関しては不完全燃焼。「今日は全然ダメ」と自己評価も厳しかった。
FW
9 ピーター・ウタカ 7 MAN OF THE MATCH
1点目は相手のミスによるものだが、しっかりゴール前にポジションを取っていたからこそ生まれたゴール。決勝点も挙げるなど今季2度目の1試合・2ゴールで、得点ランクトップに浮上した。
交代出場
MF
28 丸谷拓也 6(63分IN)
ボールホルダーに粘り強くプレッシャー。球際にも果敢に飛び込んでセカンドボールを拾い、リードを守るゲームマネジメント内で与えられた役割をきっちりこなした。
FW
31 宮吉拓実 -(76分IN)
鹿島戦以来、今季2度目のリーグ戦出場。持ち前の攻撃はグッと堪え、シャドーとして守備のタスクを遂行した。浅野の復帰が近づいているだけに、こういった地道なアピールも必要だろう。
MF
16 清水航平 -(84分IN)
逃げ切りを図るなかでピッチへ。87分、ボールを回しても良い場面でシュートを放った場面はリスクもあったが、アディショナルタイムに身体を張ったボールキープで時間を使い、帳尻を合わせた。
監督
森保 一 6.5
青山不在で攻撃の組み立てで苦労するのは「想定内」。ミスをしても全員でカバーする意識を選手に刷り込み、同点とされた後に逆転する“強者”の展開を呼び込んだ。連戦で苦しい台所事情のなか、さすがのゲームマネジメントだった。
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。