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【U-18プレミア】風貌は全少制覇の頃のまま… 本家ロナウドの背中を追う柏U-18・中村駿太が魅せた抜群の得点嗅覚!

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2016年04月21日

小学生時代は坊主でぽっちゃりのFW。周りの大人は「ロナウドみたいだな」。

DFを背にしても簡単には倒れない。力強いポストプレーも中村の武器のひとつだ。写真:安藤隆人

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 その後、鹿島ユースの追い上げにあうが、チームはもう1点追加し、3−2で勝利。今季初勝利の立役者は、切れ味鋭い動きで開幕戦に続いて攻撃を活性化させた中村だった。
 
「タイミングと一瞬のキレで勝負して行かないと、僕は大きくないので、でかい選手との違いを作り出すことができないと思っています。なので、自分だから出来ることをいつも意識してプレーをしています」
 
 フィジカルが強く、重心が低い。だからこそ、2点目のように一瞬の判断の質で、フィジカルで相手を凌駕することもできる。瞬発力とパワー、そして頭脳で勝負をする中村の頭には、常にある『スター選手』の存在がある。
 
「一番好きで、参考にしているのが元ブラジル代表のロナウドなんです。サッカーを始めた時は知らなかったのですが、僕は小学校時代からずっとFWだったし、坊主でぽっちゃりしていたので(笑)、周りの大人から『ロナウドみたいだな』と言われていたんです。それで映像を見たら凄いなと。トップスピードに乗ったままでも、冷静に相手をいなしているし、時にはなぎ倒すようなフィジカルを持っている。レアル時代は一発で裏に抜け出して、GKとの駆け引きも凄く上手い。その頃から憧れるようになりました」
 
 2011年の全日本少年サッカー大会で柏U-12を優勝に導き、31年ぶりに更新した歴代最多得点の大会通算23得点で得点王に輝いた頃と変わらず、今も風貌はロナウドを意識した坊主頭。全盛期のスター選手の姿を追い求め続け、柏U-18のポイントゲッターとして、逞しい姿を見せている。
 
「今季の目標はプレミアリーグで10得点です。1点1点積み重ねて、まず第一目標のふた桁に乗せて、チャンピオンシップに出たい」
 
 優勝を狙うチームのストライカーとしては謙虚な目標と言えるが、彼ははっきりと『第一目標』と言ってのけた。第二、第三の目標を胸に秘めて、『和製ロナウド』は成長の速度を上げていく。
 
取材・文:安藤隆人(サッカージャーナリスト)
 
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