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レスターがヴァーディー退場で一度は逆転されるも、土壇場PKでウェストハムから勝点1をもぎとる

カテゴリ:海外日本人

サッカーダイジェストWeb編集部

2016年04月18日

ラストプレーでレスターが同点に持ち込む劇的な幕切れ

94分に獲得したPKをウジョアが冷静に決め、試合は土壇場で引き分けに。微妙な判定でヴァーディーが退場となり、さらに両チームにPKが与えられるなど、モス主審が悪目立ちする試合となってしまった。 (C) Getty Images

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 後半、ウェストハムは前節のアーセナル戦でハットトリックを決めた長身FWのキャロルを投入。49分にはそのキャロルがCKの場面で飛び込んでチャンスを掴むなど、シンプルなパワープレーを選択したことで、やや流れは変わった。
 
 さらに押し込まれ気味だったレスターに56分、アクシデントが襲う。
 
 ヴァーディーが敵ペナルティーエリア内で相手CBのオグボンナと交錯して転倒。これがシミュレーションと判定され、この日2枚目のイエローカードを受けて退場となってしまったのだ。
 
 10人となったレスターのラニエリ監督は、59分に岡崎に代えてウジョアを送り込む。4DF+4MFで守備を固め、ウジョアのキープ力と高さで時間を使おうと考えた。
 
 クロッサーへの寄せがよりタイトになり、前線への供給が厳しくなったウェストハムは63分にランシーニ、72分にバレンシアとアタッカーを投入。個人技での局面打開を狙った。
 
 攻勢を強めるアウェーチームの猛攻を弾き返し続けるホームチームという構図のなか、なんとか耐えてきたレスターだが、83分、CKの競り合いでモーガンがリードを倒してPKを献上。これをキャロルに冷静にゴール右隅に決められ、同点に追い付かれた。
 
 これで逆転への機運を高めたウェストハムは86分、右サイドをえぐったアントニオがクロスボールをキャロルへ。これはシンプソンに弾かれるも、こぼれ球を攻め上がっていたクレスウェルがゴール前20メートル地点から左足でスーパーゴール。ウェストハムが試合を引っ繰り返した。
 
 一人少ない中で逆転されるという厳しい展開に、ホームの大観衆が沈み込む。しかし、94分にレスターはドリブルでペナルティーエリアに侵入したシュラップがキャロルに倒され、土壇場でPKをゲットする。
 
 退場していたヴァーディーに代わってキッカーを務めたのはウジョア。巨大なプレッシャーを背負いながらも、GKアドリアンの逆を突く完璧なショットでしっかりネットを揺らす。このゴールが事実上のラストプレーとなり、試合は2-2のドローで終了した。
 
 29節のワトフォード戦から続いていた連勝は5でストップしたものの、27節からの無敗は継続したレスター。勝点を73に伸ばし、月曜日に試合を行なう2位トッテナムとの差を8ポイントに広げた。
 
 エースのヴァーディーが退場して数的不利になり、86分に逆転されて劣勢に立たされ万事休すかと思われたなか、ラストワンプレーでPKを呼び込んで勝点を拾う――。今シーズンの勝負強さを象徴するような劇的な一戦だった。
 
 
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