キリンカップは最大26人の招集も。
日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、このキリンカップサッカーを「かなり重要な大会」と位置付ける。そして霜田技術委員と同様に、「最終予選に向けて、日本代表にとって大きなテストになります」と捉えた。「招待された3チームは、私たちより強く、経験もある」と謙虚に構えてはいるが、「2試合に勝つトライをする。大会をすべて勝利で終えたい」と強い意気込みを口にした。
指揮官はさらに、「まったくクオリティも違うし、スタイルも違う」という3か国それぞれについての印象を以下のように語った。
<ボスニア・ヘルツェゴビナ>
「私の母国です。FIFAランキングは20位に入っています。個人の能力はかなりあるし、何人かの選手はハイレベルです。すでに向こうの監督とも話をしましたが、『トーナメントに勝つために来る』と言っていました」
<デンマーク>
「かなりパワーのあるチームです。デンマークのサッカーの歴史上、彼らは初めてシステムを変えました。3-5-2を使っています。本当に驚いたのは、7、8人が190センチ以上です。空中戦は特に強いと思いますし、ビッグクラブでプレーする選手もいます」
<ブルガリア>
「ここ5試合、日本との対戦を見ましたけど、彼らが4回勝って、引き分けがひとつです。少し前にポルトガルと試合をして、1-0で勝ちました。若手が台頭してきて、野心を持ったチームに生まれ変わっています」
そして、上記3か国との対戦は、格上と手合せをすることによる純粋なチーム強化はもちろん、最終予選で戦う相手のシミュレーションという意味でも貴重な場になりそうだ。
「オーストラリアは少しデンマークかブルガリア(に似ている)、という形ですね。ブルガリアのようなアグレッシブさを持っているのがオーストラリアです。彼らは若手も台頭してきて、空中戦も強い。そしてデンマークも空中戦が強い。つまり、オーストラリア戦、あるいはイラク戦の準備なるでしょう」
さらに、「UAE、サウジアラビアは少しテクニックに秀でるチーム」と見なすなら、「個人の能力はかなりあるし、何人かの選手はハイレベル」というボスニア・ヘルツェゴビナは格好の相手になるだろう。
「すでに頭の中でいろいろと準備しています」というハリルホジッチ監督は、招集するメンバーを「もしかしたら23人ではなく、25、26人を呼ぶかもしれません」と言い、「今までにない選手にもチャンスがあるかもしれません」と新戦力の抜擢の可能性にも言及した。
大会まで残り約2か月。招集歴の有無にかかわらず、代表入りを狙う選手たちのサバイバルにも注目したい。
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
指揮官はさらに、「まったくクオリティも違うし、スタイルも違う」という3か国それぞれについての印象を以下のように語った。
<ボスニア・ヘルツェゴビナ>
「私の母国です。FIFAランキングは20位に入っています。個人の能力はかなりあるし、何人かの選手はハイレベルです。すでに向こうの監督とも話をしましたが、『トーナメントに勝つために来る』と言っていました」
<デンマーク>
「かなりパワーのあるチームです。デンマークのサッカーの歴史上、彼らは初めてシステムを変えました。3-5-2を使っています。本当に驚いたのは、7、8人が190センチ以上です。空中戦は特に強いと思いますし、ビッグクラブでプレーする選手もいます」
<ブルガリア>
「ここ5試合、日本との対戦を見ましたけど、彼らが4回勝って、引き分けがひとつです。少し前にポルトガルと試合をして、1-0で勝ちました。若手が台頭してきて、野心を持ったチームに生まれ変わっています」
そして、上記3か国との対戦は、格上と手合せをすることによる純粋なチーム強化はもちろん、最終予選で戦う相手のシミュレーションという意味でも貴重な場になりそうだ。
「オーストラリアは少しデンマークかブルガリア(に似ている)、という形ですね。ブルガリアのようなアグレッシブさを持っているのがオーストラリアです。彼らは若手も台頭してきて、空中戦も強い。そしてデンマークも空中戦が強い。つまり、オーストラリア戦、あるいはイラク戦の準備なるでしょう」
さらに、「UAE、サウジアラビアは少しテクニックに秀でるチーム」と見なすなら、「個人の能力はかなりあるし、何人かの選手はハイレベル」というボスニア・ヘルツェゴビナは格好の相手になるだろう。
「すでに頭の中でいろいろと準備しています」というハリルホジッチ監督は、招集するメンバーを「もしかしたら23人ではなく、25、26人を呼ぶかもしれません」と言い、「今までにない選手にもチャンスがあるかもしれません」と新戦力の抜擢の可能性にも言及した。
大会まで残り約2か月。招集歴の有無にかかわらず、代表入りを狙う選手たちのサバイバルにも注目したい。
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)