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【リオ五輪代表】世界のスタンダードに追い付くために――。岩波が主将・副将不在のチームを牽引する

カテゴリ:日本代表

小田智史(サッカーダイジェスト)

2016年04月12日

「今のままでメダルを取れるかと言われればたぶん無理。一人ひとりがレベルアップしないと」

13日の清水との練習試合を経て、5月にはガーナA代表との国際親善試合やトゥーロン国際大会に臨む。8月のリオ五輪に向けて「一人ひとりがもっとレベルアップしないと」と話す。 写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 五輪までの期間をどう使っていくか、と問われたなかで、岩波は「今のままでメダルを取れるかと言われればたぶん無理だと思う」と現実を見つめる言葉を口にした。ただし、それは悲観的な意味ではなく、残り約4か月の月日を無駄にせず、レベルアップのために費やしたいという意思の表われだ。
 
「(3月の)メキシコ戦に勝った後、(抽選のPOT3にいる)ポルトガルの試合を観ましたけど、ポルトガルはメキシコ以上で、上には上がいるなと思った。ああいうレベルが世界のスタンダードというか、監督がいつも言っているレベルなのかなと。
 
 アジアチャンピオンになって自信がついたとはいえ、俺たちもこのまま世界に行くわけじゃない。もっと一人ひとりがレベルアップして臨まないと。5月にはガーナのA代表と対戦しますけど、日本での試合なので負ける姿は見せられないし、その後にはトゥーロン(国際大会)もある。そこに向けても良い形で、明日の清水戦、そしてJリーグの試合に臨みたい」
 
 岩波の胸の中には、アジア最終予選で五輪出場権の懸かった準決勝に出られなかった悔しさが今も秘められている。それは、大会優勝の喜びをも上回るほど、岩波にとってはショッキングな出来事だった。だからこそ、「その悔しさを五輪で晴らしたい」と高らかに宣言する。

「自分の道は自分で拓いてきた」と語る岩波は、夢の舞台である五輪に向けて、走り続けるつもりだ。
 
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)
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