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【J1採点&寸評】大宮×磐田|昨季、J2で2戦2分のライバル対決はJ1でもドロー。ともに決定打を欠く。

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェスト編集部

2016年04月02日

磐田――小林がJ1初ゴール! チームを救う“神セーブ”を見せたカミンスキーがMOM。

【警告】大宮=なし 磐田=上田(25分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】カミンスキー(磐田)

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【磐田|採点・寸評】
GK
21 カミンスキー 6.5
失点の場面は素早く飛び出し、懸命に手を広げてコースを制限したが及ばず。それでもその後、70分と79分にはスーパーセーブでピンチを防ぎ、圧倒的な存在感を示した。

DF
2 中村太亮 5.5(60分OUT
中央に絞りすぎる傾向があり、大宮にサイドでの突破を許すなど不備面の不安を露呈。ただ、過去の試合に比べてある程度高いポジションを取れ、アダイウトンとの連係も出せた点は今後につながる。

3 大井健太郎 6
経験に裏打ちされた読みでカウンターを堰き止め、空中戦もほぼパーフェクト。守備で安心感を生み、攻撃への切り替えをスムーズにしていた。横の距離感が少し間延びした部分は今後の修正点だろう。
 
5 櫻内 渚 5.5
見せ場は身体を張ったシュートブロックを見せた22分くらい。スリップしてピンチを招いたり、対面の江坂や泉澤に突破を許すなど、及第点は与えられない出来だった。
 
35 森下 俊 5.5
高いライン取りを心掛けながら、マンマーク気味のハードマークでD・ムルジャを封殺。前半はほとんど決定的な場面を作らせなかったが、後半はコミュニケーションが不足し、失点の場面を含めてチャンスを与えてしまった。
 
MF
4 小林祐希 6.5
自由奔放なアダイウトンの影響で窮屈なプレーを強いられていたが、前半終了間際に鬱憤を晴らす一撃をお見舞い。待望のJ1初ゴールに加え、前線からの精力的なチェイシングも評価に値する。
 
7 上田康太 6
休養を経て2試合ぶりの出場。両チームトップの12.075キロを走破し、セカンドボールにも意識的に飛び込んだ。攻撃への絡みが増えるとなお良し。
 
9 太田吉彰 5.5(73分OUT
豊富なスタミナで絶え間なくアップダウン。ただし、攻撃面で周囲との連動性を欠き、突破やクロスは単発に終わってしまった。63分に迎えたGKとの1対1も、相手の好セーブに遭いチャンス逸。
 
13 宮崎智彦 6
ミドル&ディフェンシブサードのスペースを埋め、フィルター役とビルドアップ役を務める万能ぶり。球際を嗅ぎ付け巧みに身体を寄せてボールを奪う守備は効いていた。試合終盤には左SBでプレー。

15 アダイウトン 5.5(88分OUT
縦横無尽にピッチを駆け回る一方で、ボールに執着するあまり、自分のエリアを開けてチームのバランスを乱す場面も。個での打開力が特長とはいえ、もっと臨機応変な判断と我慢が必要だ。
 
FW
8 ジェイ 5.5
大宮の徹底マークの前に、前線で孤立無援。判定にフラストレーションが溜まり、32分に訪れた決定機でもシュートの抑えが利かず。リーグ戦4試合連続ゴールはならなかった。
 
交代出場
MF
23 山本康裕 6(60分IN
攻撃に軸足を置いたチームのバランサーに。72分には素早い戻りでカウンターを止め、ピンチの芽を摘んだ。勝負所での起用が増え、名波監督の信頼を感じさせる。
 
MF
22 松井大輔 6(73分IN
5試合目にしてリーグ戦初出場。右サイドハーフに入り、積極的に仕掛けてゴールに迫りながら球際でも泥臭く戦い、ベテランの意地を見せた。

MF
11 松浦拓弥 -(88分IN
アダイウトンに代わって左サイドハーフを務めたが、アディショナルタイムを含めた6分間でほとんどボールを触れず。持ち前のドリブル突破も不発に終わった。
 
監督
名波 浩 5.5
球際の激しさやセカンドボールの重要性を選手たちにすり込み、アグレッシブな姿勢を徹底。一方で、公式戦は3試合連続引き分けとゲームマネジメントに課題を残した。
 
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

小林(4番)は利き足とは逆の右足でJ1初得点をマーク。勝利できなかったことを反省材料に挙げたが、結果を残して自信を深めた。 写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

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名波監督から「球際やセカンドボールはJ1レベルにはまだまだ」と檄を飛ばされ、上田(写真後方)ら選手たちは球際で激しい攻防を展開した。 写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

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