磐田――小林がJ1初ゴール! チームを救う“神セーブ”を見せたカミンスキーがMOM。
【磐田|採点・寸評】
GK
21 カミンスキー 6.5
失点の場面は素早く飛び出し、懸命に手を広げてコースを制限したが及ばず。それでもその後、70分と79分にはスーパーセーブでピンチを防ぎ、圧倒的な存在感を示した。
DF
2 中村太亮 5.5(60分OUT)
中央に絞りすぎる傾向があり、大宮にサイドでの突破を許すなど不備面の不安を露呈。ただ、過去の試合に比べてある程度高いポジションを取れ、アダイウトンとの連係も出せた点は今後につながる。
3 大井健太郎 6
経験に裏打ちされた読みでカウンターを堰き止め、空中戦もほぼパーフェクト。守備で安心感を生み、攻撃への切り替えをスムーズにしていた。横の距離感が少し間延びした部分は今後の修正点だろう。
5 櫻内 渚 5.5
見せ場は身体を張ったシュートブロックを見せた22分くらい。スリップしてピンチを招いたり、対面の江坂や泉澤に突破を許すなど、及第点は与えられない出来だった。
35 森下 俊 5.5
高いライン取りを心掛けながら、マンマーク気味のハードマークでD・ムルジャを封殺。前半はほとんど決定的な場面を作らせなかったが、後半はコミュニケーションが不足し、失点の場面を含めてチャンスを与えてしまった。
MF
4 小林祐希 6.5
自由奔放なアダイウトンの影響で窮屈なプレーを強いられていたが、前半終了間際に鬱憤を晴らす一撃をお見舞い。待望のJ1初ゴールに加え、前線からの精力的なチェイシングも評価に値する。
7 上田康太 6
休養を経て2試合ぶりの出場。両チームトップの12.075キロを走破し、セカンドボールにも意識的に飛び込んだ。攻撃への絡みが増えるとなお良し。
9 太田吉彰 5.5(73分OUT)
豊富なスタミナで絶え間なくアップダウン。ただし、攻撃面で周囲との連動性を欠き、突破やクロスは単発に終わってしまった。63分に迎えたGKとの1対1も、相手の好セーブに遭いチャンス逸。
13 宮崎智彦 6
ミドル&ディフェンシブサードのスペースを埋め、フィルター役とビルドアップ役を務める万能ぶり。球際を嗅ぎ付け巧みに身体を寄せてボールを奪う守備は効いていた。試合終盤には左SBでプレー。
15 アダイウトン 5.5(88分OUT)
縦横無尽にピッチを駆け回る一方で、ボールに執着するあまり、自分のエリアを開けてチームのバランスを乱す場面も。個での打開力が特長とはいえ、もっと臨機応変な判断と我慢が必要だ。
FW
8 ジェイ 5.5
大宮の徹底マークの前に、前線で孤立無援。判定にフラストレーションが溜まり、32分に訪れた決定機でもシュートの抑えが利かず。リーグ戦4試合連続ゴールはならなかった。
交代出場
MF
23 山本康裕 6(60分IN)
攻撃に軸足を置いたチームのバランサーに。72分には素早い戻りでカウンターを止め、ピンチの芽を摘んだ。勝負所での起用が増え、名波監督の信頼を感じさせる。
MF
22 松井大輔 6(73分IN)
5試合目にしてリーグ戦初出場。右サイドハーフに入り、積極的に仕掛けてゴールに迫りながら球際でも泥臭く戦い、ベテランの意地を見せた。
MF
11 松浦拓弥 -(88分IN)
アダイウトンに代わって左サイドハーフを務めたが、アディショナルタイムを含めた6分間でほとんどボールを触れず。持ち前のドリブル突破も不発に終わった。
監督
名波 浩 5.5
球際の激しさやセカンドボールの重要性を選手たちにすり込み、アグレッシブな姿勢を徹底。一方で、公式戦は3試合連続引き分けとゲームマネジメントに課題を残した。
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
GK
21 カミンスキー 6.5
失点の場面は素早く飛び出し、懸命に手を広げてコースを制限したが及ばず。それでもその後、70分と79分にはスーパーセーブでピンチを防ぎ、圧倒的な存在感を示した。
DF
2 中村太亮 5.5(60分OUT)
中央に絞りすぎる傾向があり、大宮にサイドでの突破を許すなど不備面の不安を露呈。ただ、過去の試合に比べてある程度高いポジションを取れ、アダイウトンとの連係も出せた点は今後につながる。
3 大井健太郎 6
経験に裏打ちされた読みでカウンターを堰き止め、空中戦もほぼパーフェクト。守備で安心感を生み、攻撃への切り替えをスムーズにしていた。横の距離感が少し間延びした部分は今後の修正点だろう。
5 櫻内 渚 5.5
見せ場は身体を張ったシュートブロックを見せた22分くらい。スリップしてピンチを招いたり、対面の江坂や泉澤に突破を許すなど、及第点は与えられない出来だった。
35 森下 俊 5.5
高いライン取りを心掛けながら、マンマーク気味のハードマークでD・ムルジャを封殺。前半はほとんど決定的な場面を作らせなかったが、後半はコミュニケーションが不足し、失点の場面を含めてチャンスを与えてしまった。
MF
4 小林祐希 6.5
自由奔放なアダイウトンの影響で窮屈なプレーを強いられていたが、前半終了間際に鬱憤を晴らす一撃をお見舞い。待望のJ1初ゴールに加え、前線からの精力的なチェイシングも評価に値する。
7 上田康太 6
休養を経て2試合ぶりの出場。両チームトップの12.075キロを走破し、セカンドボールにも意識的に飛び込んだ。攻撃への絡みが増えるとなお良し。
9 太田吉彰 5.5(73分OUT)
豊富なスタミナで絶え間なくアップダウン。ただし、攻撃面で周囲との連動性を欠き、突破やクロスは単発に終わってしまった。63分に迎えたGKとの1対1も、相手の好セーブに遭いチャンス逸。
13 宮崎智彦 6
ミドル&ディフェンシブサードのスペースを埋め、フィルター役とビルドアップ役を務める万能ぶり。球際を嗅ぎ付け巧みに身体を寄せてボールを奪う守備は効いていた。試合終盤には左SBでプレー。
15 アダイウトン 5.5(88分OUT)
縦横無尽にピッチを駆け回る一方で、ボールに執着するあまり、自分のエリアを開けてチームのバランスを乱す場面も。個での打開力が特長とはいえ、もっと臨機応変な判断と我慢が必要だ。
FW
8 ジェイ 5.5
大宮の徹底マークの前に、前線で孤立無援。判定にフラストレーションが溜まり、32分に訪れた決定機でもシュートの抑えが利かず。リーグ戦4試合連続ゴールはならなかった。
交代出場
MF
23 山本康裕 6(60分IN)
攻撃に軸足を置いたチームのバランサーに。72分には素早い戻りでカウンターを止め、ピンチの芽を摘んだ。勝負所での起用が増え、名波監督の信頼を感じさせる。
MF
22 松井大輔 6(73分IN)
5試合目にしてリーグ戦初出場。右サイドハーフに入り、積極的に仕掛けてゴールに迫りながら球際でも泥臭く戦い、ベテランの意地を見せた。
MF
11 松浦拓弥 -(88分IN)
アダイウトンに代わって左サイドハーフを務めたが、アディショナルタイムを含めた6分間でほとんどボールを触れず。持ち前のドリブル突破も不発に終わった。
監督
名波 浩 5.5
球際の激しさやセカンドボールの重要性を選手たちにすり込み、アグレッシブな姿勢を徹底。一方で、公式戦は3試合連続引き分けとゲームマネジメントに課題を残した。
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。