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【バイタルエリアの仕事人】vol.38 川島永嗣|「今のサッカーはすごく整理されている」J復帰で感じた明確な変化。海外で驚いたのは?

カテゴリ:Jリーグ

有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

2024年03月26日

「海外と日本がより近くなっている」

南アフリカW杯直後の2010年7月。多くの川崎サポーターに惜しまれるなか、海外へ活躍の場を移した。(C)SOCCER DIGEST

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 久々に身を置くJリーグ。懐かしさとともに、10代、20代の頃と比べて明確な変化を感じているという。

 変化の要因の1つが、映像配信の発達で、海外サッカーがより身近な存在になったことだ。

――◆――◆――

 川崎は本当に久々に行きましたね。この前のガンバ戦もそうですけど、どっちかというと、代表の時に戻ってきてプレーするという…埼スタとかもそうですけど、そっちのイメージがだいぶ強くなっていたので、自分のチームでプレーする感覚が懐かしいです。こういう感じだったのかなって思うことが多いですね。

 前と変わった部分で言えば、今のサッカーはすごく整理されているなと思います。多分、僕がまだ日本でプレーしていた頃の方が、選手の判断やゲームスピードも含めて、もう少し遅かったと思います。

 そういう意味では、日本に帰ってきてからは、選手の頭の中も非常に整理されているなと。いくつかのチームだけではなくて、リーグ全体でそういう印象があります。
 
 その要因として、海外と日本がより近くなっているところはあると思います。僕が出始めの頃は、海外サッカーがどういうものなのかを体感しないと何も分からなかったし、そもそも見られるチャンスは今みたいになかったので、触れる機会が少なかったです。

 日本と海外で比べれば、やっぱりサッカーの文化が違うのはありますね。ベルギーに行った時に一番感じたのは、守備面でも待つというよりは、ディフェンスもボールを奪いに行くので、入れ替わられることも多かった部分です。

 例えばシュートブロックのところでも、「どっちかを切る」というのがなかったので。日本だったら当たり前にやってもらえていたことが、当たり前じゃない部分に上手く対応するのが難しかったです。自分が対応しなければいけない状況は違うので、そこはやっぱり難しさが最初はありましたね。

 ピッチ外で一番驚いたのは、時間の流れです。きっちりしていない人が多いので、なかなか生活環境が整いませんでした。練習もみんな結構、ギリギリに出たりしていましたね。

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