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「えっ!? 俺でいいの?」AZ菅原由勢に託された大役。責任を伴った発言とプレーに専心「頑張って走って、ピッチでやることをやる」【現地発】

カテゴリ:海外日本人

中田徹

2024年02月26日

チームの規範、手本に

AZで5季目。マルテンス新監督からはチームのロールモデル役を求められている。(C)Getty Images

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 1月28日の対ヘーレンフェーン戦からAZを率いるマールテン・マルテンス新監督とは2月上旬、カタールから戻ってきてから話し合いを持ち、「チームのロールモデル役を担ってほしい」と言われたという。つまり菅原は「チームの規範」「チームの手本」になることを求められているのだ。

「試合でも練習でも常に先頭に立つ姿勢を見せたり、クオリティを示したりすることを、監督から直接言われました。ピッチ内だけでなく、ピッチ外でも求められることは多いので、期待されていると感じます。それにしっかり応えないといけません。

 試合内容も求められますが、結果が全ての世界というのは間違いない。5-0で勝っても1-0で勝っても、勝ちは勝ち。そういうところの認識を持ちながらAZでもやっていかなきゃいけない。

 先週は先制されながら逆転勝利に持っていった。そういう勝利に対する執着心、勝つためにプレーするというところは、僕がチームに与えることができること。もちろん、言葉が違う。スタイルも違う。だけどサッカーで勝ちに向かうというところは一緒なので、そこはしっかりやりたいと思います」
 
「ロールモデルをやってくれ」と言われた時、菅原は「えっ!? 俺でいいの?」と思ったという。しかし、今季前半戦の菅原は「リーダーとしてプレーと言動でチームを引っ張っていきたい」と語っていただけに、菅原の「えっ!? 俺でいいの?」という反応には不意を突かれた。

「『自分はこういう姿勢を持ってやろう』って思ってるのと、監督から『そういう風にやってくれ』って言われたのは、また違いますからね。言われた時には『頑張らなきゃいけないな』と思いました」

 改めて菅原は自身を奮い立たせる。

「僕は今日みたいに頑張って走って、ピッチでやることをやる。そうすれば自ずと選手に対して何かを言う時の説得力が増す。ピッチ上のパフォーマンスが伴わないと、自分が発する言葉に意味はない。しっかり責任を伴った発言とプレーをしていくことが大事――自分のチームの中の立場を考えるとそう思います」

取材・文●中田 徹

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