１月28日に開催されたアジアカップのラウンド16で、オーストラリア代表はインドネシア代表と対戦。４－０で快勝を飾った。

　12分にオウンゴールで先制した豪州は、45分にマーティン・ボイルのダイビングヘッドで追加点を奪取。89分にクレイグ・グッドウィン、90＋１分にもハリー・サウターのゴールで加点し、ダメを押した。

　完封勝利に貢献したキャプテンのGKマシュー・ライアンは「難しい試合だった」とこの一戦を振り返った。

「インドネシアの今日のプレーは賞賛に値する。我々が予想していた通り、彼らは本当に厳しい相手だった。しかし、ありがたいことに、正しい結果を得られて、次のラウンドに進むことができた」

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　また、AZのチームメイトである日本代表DF菅原由勢が、アジアカップではまだ本領を発揮できていない点について尋ねると、「それは知らなかった」と意外そうな顔をしてこうコメントしている。

「ユキについて僕が言えるのは、彼が素晴らしい選手でクオリティが高いということだ。サッカーは難しいスポーツで、誰であっても常に最高のプレーはできない。対戦相手だって、敵を止めるために最高のパフォーマンスを発揮しようとするんだからね。良いプレーをして勝つ、良いプレーができずに負ける。この差は紙一重なんだ」

　31歳の守護神は、「ユキは強気だし、精神的にも強い。本当にレベルが高い選手で、いつも安定している。今後も、自分が優れた選手であると証明し続けてくれると確信しているよ」と同僚にエールを送った。

「彼はこれからも素晴らしいキャリアを続けることができる」

　菅原が今大会で苦戦を強いられているのは、もちろん個人のパフォーマンスだけでなく、チーム全体の問題でもある。森保ジャパンがいい流れを取り戻しつつあるなか、ライアンの言葉通り、ノックアウトラウンドでは本来の攻守に躍動する姿を見せてくれるはずだ。

取材・文●江國森（サッカーダイジェストWeb編集部／現地特派）

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