• トップ
  • ニュース一覧
  • 【浦和】古巣との初対戦で快勝。「違和感があった」遠藤航が指摘した湘南の課題、掴んだ確かな手応え

【浦和】古巣との初対戦で快勝。「違和感があった」遠藤航が指摘した湘南の課題、掴んだ確かな手応え

カテゴリ:Jリーグ

塚越 始(サッカーダイジェスト)

2016年03月21日

中3日の3連戦でリベロとして全試合フル出場を遂げ、レギュラーとしてプレーする自信を深められたのでは。

試合前、遠藤(左)が昨季までチームメイトだった菊地と笑顔で握手をかわす。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

 その指摘には、湘南はもっとできるはずではないか、という想いも込められているようだった。
 
 試合翌日の3月21日にはU-23日本代表の一員として、ポルトガル遠征に出発。3月25日にU-23ポルトガル代表、28日には現柏の田中順也が最近まで在籍していた地元強豪クラブのスポルティングとの対戦が組まれ、「まず、代表チームでも良いプレーをすること。そして帰国したあとの試合に出て、しっかり勝ちたい」と抱負を語った。
 
 古巣に対するケジメの1勝を、しかも快勝で飾った。とはいえ、あくまで遠藤にとっては、ひとつの通過点にすぎない。遠藤が湘南から浦和に移籍した理由は、常に日本一を目指す環境に身を置き、常にアジアのステージで戦うため。そして、8月のリオデジャネイロ五輪、さらにその先にはワールドカップで中心選手として活躍するため。
 
 ひと言でいえば、まだ見たことのない「世界」に挑むためだ。
 
 そのためには、まだまだ課題はある。もっとコンビネーションに絡んでいくべきであり、DFとはいえそろそろセットプレーなどからゴールもほしい。“アシストのアシスト”のようなゴールに直結するようなプレーも増やしたい。

 それでも湘南相手にミスなく無失点に抑えて、間違いなく守備面の確かな手応えは得られた。

 その点では、開幕から様々なポジションで起用されてきたなかで、福岡、広州恒大、湘南戦と中3日の3連戦でリベロとして全試合フル出場を遂げ、レギュラーとしてプレーしていく自信を深められた――という意味で、2016年3月20日は、彼のキャリアのなかで重要な1日として刻まれるかもしれない。

取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
 
【関連記事】
【浦和】2ゴールを演出して日本代表へ―柏木陽介が語った危機感と自信。「ギリギリのところにいる。でも…」
【J1採点&寸評】湘南×浦和|柏木2ゴール演出、李が相手を圧倒! 湘南の新人・神谷は堂々のデビュー
【J1】李忠成の今季初ゴールで先制し、興梠が追加点! 湘南を下した浦和が2位をキープ
【浦和│新戦力インタビュー】U-23代表主将の遠藤航が「高校時代にコテンパンにされた」と語る“湘南の大先輩”と同僚に
【浦和】柏木陽介が語る「歴代最強の10番 」。中村俊輔、本山雅志、そして“あのストライカー”
中村俊輔、遠藤保仁、小野伸二…を超える「最も衝撃を受けた」と鈴木啓太が引退記者会見で明かした“意外”な選手とは?

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ