チーム練習では「30代組」「96年生まれ組」「20代前半組」の3世代にくっきり分かれて…
しかしながら、複数の韓国メディアは韓国代表チームに潜在していた“闇”を指摘する。
ニュースサイト『News1』は「アジアカップで不甲斐ない内容で敗退したのは表面的なもので、実際のチームは内紛を抱えており、ひとつのチームとはかけ離れていた。沈没寸前の船がアジアカップ制覇などできるはずがなかったのだ」と断じる。そのうえで、「今回発覚した問題も、単なる選手間だけのトラブルと見ることはできない。チーム内の規律がどれだけ甘くなっていたかが分かるもので、管理・統制すべき指揮官が傍観していた事実も明らかとなっている。放置していたクリンスマンの過失は大きい」と続けた。
全国紙『スポーツ朝鮮』は「チーム内の亀裂はそこかしこに生じていた」と主張。「アジアカップの期間中、対立や内紛の噂は絶えずあった。ひとつやふたつではない。海外組の若いアタッカーが先輩DFとの競り合いで腹を立て、ボールを蹴りつけたという事件も漏れ伝わっている。ソン・フンミンとイ・ガンインの対立はその一端に過ぎない」と説明する。
クリンスマン監督が就任した際、強化委員長であるミヒャエル・ミュラー氏は「指導者としてのユルゲンが素晴らしい点は、戦術面などピッチ上のことだけでなく、スタープレーヤーたちと上手く接し、彼らのモチベーションを引き出せるところにある」と強調していた。『スポーツ朝鮮』はそのコメントを引用しつつ、「今となればすべてうわごとであった」と論じている。
昨年3月の親善試合(ウルグアイ戦)では守備の要であるキム・ミンジェが代表引退をほのめかした。「すごく精神的に疲れている。代表よりもナポリ(当時)のことに集中したい。何も話したくない」と力なくコメント。取り沙汰されたのはソン・フンミンとの不仲だ。互いのSNSのフォローを解除している事実が明らかになり、韓国メディアが色めきだった。
ニュースサイト『News1』は「アジアカップで不甲斐ない内容で敗退したのは表面的なもので、実際のチームは内紛を抱えており、ひとつのチームとはかけ離れていた。沈没寸前の船がアジアカップ制覇などできるはずがなかったのだ」と断じる。そのうえで、「今回発覚した問題も、単なる選手間だけのトラブルと見ることはできない。チーム内の規律がどれだけ甘くなっていたかが分かるもので、管理・統制すべき指揮官が傍観していた事実も明らかとなっている。放置していたクリンスマンの過失は大きい」と続けた。
全国紙『スポーツ朝鮮』は「チーム内の亀裂はそこかしこに生じていた」と主張。「アジアカップの期間中、対立や内紛の噂は絶えずあった。ひとつやふたつではない。海外組の若いアタッカーが先輩DFとの競り合いで腹を立て、ボールを蹴りつけたという事件も漏れ伝わっている。ソン・フンミンとイ・ガンインの対立はその一端に過ぎない」と説明する。
クリンスマン監督が就任した際、強化委員長であるミヒャエル・ミュラー氏は「指導者としてのユルゲンが素晴らしい点は、戦術面などピッチ上のことだけでなく、スタープレーヤーたちと上手く接し、彼らのモチベーションを引き出せるところにある」と強調していた。『スポーツ朝鮮』はそのコメントを引用しつつ、「今となればすべてうわごとであった」と論じている。
昨年3月の親善試合(ウルグアイ戦)では守備の要であるキム・ミンジェが代表引退をほのめかした。「すごく精神的に疲れている。代表よりもナポリ(当時)のことに集中したい。何も話したくない」と力なくコメント。取り沙汰されたのはソン・フンミンとの不仲だ。互いのSNSのフォローを解除している事実が明らかになり、韓国メディアが色めきだった。
『聯合ニュース』は海外組と国内組の関係もギクシャクしていたと報じる。昨年11月のワールドカップ予選・中国戦だった。アウェーゲームを終えたソン・フンミン、キム・ミンジェ、ファン・ヒチャン、イ・カンインら欧州でプレーする選手たちは、早めに韓国へ帰国するため、自費でチャーター機を用意したという。同メディアは「協会側が許可したとはいえ、明らかに個人の独断による振る舞いだ。ただでさえクリンスマン監督から軽視されている国内組はどう感じたか。好き勝手に何をやってもいいわけではない」と追及した。
チーム練習でも常に30代のベテラン組と20代前半の若手組にくっきりと分かれ、キム・ミンジェやファン・インボムらの1996年組も第3グループとして幅を利かせるなど、一枚岩とは程遠いムードだったという。
イ・ガンインの謝罪投稿で“ピンポン事件”は幕引きとなるか。全国紙『朝鮮日報』は「確かにイ・ガンインはファンに向けて謝罪はしたが、喧嘩に巻き込まれた代表チームの先輩たちやソン・フンミンには謝罪していない。またもや反発を招いた」と評している。
やはり韓国代表に内包する問題は根が深いのか。解任論が渦巻くクリンスマン監督の進退を含めて、ドタバタ劇はまだまだ続きそうな気配である。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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【記事】「監督は僕のことを考えていない…」アジアカップ敗退後にソン・フンミンがほのめかした代表引退も“卓球事件”が影響か。クリンスマン監督にはさらなる逆風
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チーム練習でも常に30代のベテラン組と20代前半の若手組にくっきりと分かれ、キム・ミンジェやファン・インボムらの1996年組も第3グループとして幅を利かせるなど、一枚岩とは程遠いムードだったという。
イ・ガンインの謝罪投稿で“ピンポン事件”は幕引きとなるか。全国紙『朝鮮日報』は「確かにイ・ガンインはファンに向けて謝罪はしたが、喧嘩に巻き込まれた代表チームの先輩たちやソン・フンミンには謝罪していない。またもや反発を招いた」と評している。
やはり韓国代表に内包する問題は根が深いのか。解任論が渦巻くクリンスマン監督の進退を含めて、ドタバタ劇はまだまだ続きそうな気配である。
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