スランプから抜け出せない香川。復調のきっかけを掴めなければ…
ヘルタ・ベルリンで主に左右のサイドハーフでプレーする原口だが、トップ下は未知のポジションではない。途中出場した昨年6月のイラク戦(キリンチャレンジカップ)で務め、1ゴールを奪っている。ただ、「ミスが多かった」と本人が反省の弁を述べたとおり、満足できる内容ではなかった。その時の経験を活かし、アフガニスタン戦でも結果を残せれば、日本代表の新たな武器となるはずだ。
もうひとりの候補である清武は、中足骨骨折の負傷から復帰した2月以降は降格争いを演じるハノーファーで孤軍奮闘。持ち前のテクニックを駆使して決定的な“違い”となり、そのパフォーマンスはトーマス・シャーフ監督も「キヨがいるだけでチームが劇的に変わる」と絶賛するほどだ。
ただ、怪我明けということもあってコンディションに不安を抱えており、いきなり先発出場させるかどうかは疑問符が付く。直前練習で様子を見ながら、限定的に出番を与えることになりそうだ。
その清武以上に懸念されるのが、香川の状態だ。3月13日のマインツ戦(ブンデスリーガ26節)で後半戦初ゴールを挙げたとはいえ、90分間を通じて存在感が希薄で、年明けから続くスランプから抜け出せていない。この2連戦で復調のきっかけを掴めなければ、代表での立ち位置が揺らいでもおかしくはないだろう。
攻撃の核たるトップ下で輝くのは誰か。3人のアピール合戦に注目だ。
取材・文:高橋泰裕(ワールドサッカーダイジェスト編集部)
もうひとりの候補である清武は、中足骨骨折の負傷から復帰した2月以降は降格争いを演じるハノーファーで孤軍奮闘。持ち前のテクニックを駆使して決定的な“違い”となり、そのパフォーマンスはトーマス・シャーフ監督も「キヨがいるだけでチームが劇的に変わる」と絶賛するほどだ。
ただ、怪我明けということもあってコンディションに不安を抱えており、いきなり先発出場させるかどうかは疑問符が付く。直前練習で様子を見ながら、限定的に出番を与えることになりそうだ。
その清武以上に懸念されるのが、香川の状態だ。3月13日のマインツ戦(ブンデスリーガ26節)で後半戦初ゴールを挙げたとはいえ、90分間を通じて存在感が希薄で、年明けから続くスランプから抜け出せていない。この2連戦で復調のきっかけを掴めなければ、代表での立ち位置が揺らいでもおかしくはないだろう。
攻撃の核たるトップ下で輝くのは誰か。3人のアピール合戦に注目だ。
取材・文:高橋泰裕(ワールドサッカーダイジェスト編集部)