途中出場でも大仕事ができる遠藤
「引かれた相手にはボールを持っているからこそ、人が動かないといけないというのは、僕はやっていてすごく思います。ニアゾーンだったり、ボールを持っている人をどんどん追い越す動きがキーになってくるなと。持っているだけだと状況は変わらないし、動くことをまずはやっていくべき。自分たちの運動量を多くすることは大事なポイントになりますね」と言い切る旗手を、使い続けた方がベターではないか。
そのうえで、久保がスタメンに名を連ねるのであれば、なおさら前回の良い感覚をそのまま持ち込むべきだ。久保を活かす意味でも旗手との共存をもう一度、見てみたい。そこは森保監督にも前向きに検討してほしい点だ。
旗手を起用するなら、もう1つ、考えなければならないのが、誰と組ませるか。前回は遠藤だったが、キャプテンもインドネシア戦でイエローカードを1枚もらっている。バーレーン戦で累積2枚になると、相手はイランが有力視される準々決勝に出られなくなる。
現地では「日本対イランが事実上の決勝戦」とも評されているだけに、絶対的リーダー不在の状況はどうしても回避したい。となれば、今回は守田を抜擢するのも一案と言えそうだ。
そのうえで、久保がスタメンに名を連ねるのであれば、なおさら前回の良い感覚をそのまま持ち込むべきだ。久保を活かす意味でも旗手との共存をもう一度、見てみたい。そこは森保監督にも前向きに検討してほしい点だ。
旗手を起用するなら、もう1つ、考えなければならないのが、誰と組ませるか。前回は遠藤だったが、キャプテンもインドネシア戦でイエローカードを1枚もらっている。バーレーン戦で累積2枚になると、相手はイランが有力視される準々決勝に出られなくなる。
現地では「日本対イランが事実上の決勝戦」とも評されているだけに、絶対的リーダー不在の状況はどうしても回避したい。となれば、今回は守田を抜擢するのも一案と言えそうだ。
今大会の守田は「自分が出ていた時は少し重かった。バランスを考えた時に僕は守備的なポジションになってしまっていた。よく言えば気遣いができる、悪く言えば特長がないので、難しいですね」とややネガティブな発言が多いのが気がかりだ。
それでも、川崎フロンターレで共闘していた旗手と組んで、自身がアンカー気味にプレーすれば、良い時の感覚も戻ってくる可能性も少なくない。
バーレーンには9番のFWアブドゥラ・ユセフを筆頭に、前線に速くて迫力あるアタッカーが揃っていることを考えると、リスク管理は不可欠。ただ、それ以上に、良い守備から良い攻撃を見せ、連係・連動で敵をかく乱するという日本らしいサッカーにまずは目を向けることが肝要。守田、旗手、久保のトリオならそういうプレーが十分可能。1つの最適解になり得るはずだ。
一発勝負のこの局面で遠藤を休ませるのは勇気がいることだが、彼がベンチにいれば、いざという時に投入して、状況を変えられる。途中出場でも大仕事ができるというのは、昨年9月のトルコ戦でも実証済み。ここは守田や旗手に懸けてみる手はある。森保監督の判断が待たれるところだ。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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それでも、川崎フロンターレで共闘していた旗手と組んで、自身がアンカー気味にプレーすれば、良い時の感覚も戻ってくる可能性も少なくない。
バーレーンには9番のFWアブドゥラ・ユセフを筆頭に、前線に速くて迫力あるアタッカーが揃っていることを考えると、リスク管理は不可欠。ただ、それ以上に、良い守備から良い攻撃を見せ、連係・連動で敵をかく乱するという日本らしいサッカーにまずは目を向けることが肝要。守田、旗手、久保のトリオならそういうプレーが十分可能。1つの最適解になり得るはずだ。
一発勝負のこの局面で遠藤を休ませるのは勇気がいることだが、彼がベンチにいれば、いざという時に投入して、状況を変えられる。途中出場でも大仕事ができるというのは、昨年9月のトルコ戦でも実証済み。ここは守田や旗手に懸けてみる手はある。森保監督の判断が待たれるところだ。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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