「森保ジャパンのエースは?」と問われれば、人によって答えは違う
一方、「森保ジャパンのエースは?」と問われれば、人によって答えは違うだろう。三笘薫と答える人もいれば、久保建英と言う人もいるかもしれない。伊東純也かもしれないし、上田綺世かもしれない。いずれにしても、攻撃においてソン・フンミンのような絶対的な存在はいない。
ただ、それはある意味で日本の長所とも言える。実際、三笘は今大会の3戦を含む日本代表のここ8試合に出場していないが、その間に左サイドで起用された中村敬斗が5ゴールと台頭。アジアカップ初戦のベトナム戦でも鮮烈な一撃を叩き込んでみせた。
そのベトナム戦では、フルコンディションでなかった久保建英を差し置いてトップ下で先発した南野拓実が2ゴール。そもそもトップ下のポジションには鎌田大地もいたが、ラツィオで出番を失っていることもあり、招集外となった。そうできたのも、層の厚さ故だ。
ただ、それはある意味で日本の長所とも言える。実際、三笘は今大会の3戦を含む日本代表のここ8試合に出場していないが、その間に左サイドで起用された中村敬斗が5ゴールと台頭。アジアカップ初戦のベトナム戦でも鮮烈な一撃を叩き込んでみせた。
そのベトナム戦では、フルコンディションでなかった久保建英を差し置いてトップ下で先発した南野拓実が2ゴール。そもそもトップ下のポジションには鎌田大地もいたが、ラツィオで出番を失っていることもあり、招集外となった。そうできたのも、層の厚さ故だ。
右サイドでは、今大会2試合に先発した伊東純也に代わって、インドネシア戦でスタメンを務めた堂安律が躍動。タイプの違う2人を代わる代わる出せるのは、相手にとっては脅威だ。
事実、インドネシア戦で堂安に代わって途中出場した伊東がいきなり得点に絡む突破を披露できたのは、そのスピードに対応する準備ができていなかったからだろう。伊東自身も「相手は1本目だったので、たぶん警戒してなかったんじゃないかな」と語っている。
クオリティが高い選手が揃っているのが大前提として、ソン・フンミンのようなアンタッチャブルな存在がいない分、日本はターンオーバーも途中交代もできる。誰かが怪我や出場停止になっても、レベルを維持できる。それは小さくないストロングポイントだ。
韓国にあって、日本にないもの――。それは森保ジャパンの武器とも言えるのではないか。
取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)
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事実、インドネシア戦で堂安に代わって途中出場した伊東がいきなり得点に絡む突破を披露できたのは、そのスピードに対応する準備ができていなかったからだろう。伊東自身も「相手は1本目だったので、たぶん警戒してなかったんじゃないかな」と語っている。
クオリティが高い選手が揃っているのが大前提として、ソン・フンミンのようなアンタッチャブルな存在がいない分、日本はターンオーバーも途中交代もできる。誰かが怪我や出場停止になっても、レベルを維持できる。それは小さくないストロングポイントだ。
韓国にあって、日本にないもの――。それは森保ジャパンの武器とも言えるのではないか。
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