鹿島レジェンド本田泰人が森保Jを採点!|苦戦したのは“舐めていたから”としか思えない。前半の合格点は南野だけ、図抜けていたのは...【ベトナム戦】
カテゴリ:日本代表
2024年01月16日
中村はゴール以外の貢献度が低い
流れのなかから作られたチャンスは、その菅原がイエローカードの反則で止めたシーンぐらいだったが、審判によってはレッドカードを出されてもおかしくない。板倉滉が戻っていたからスライディングしなくてもシュートを打たれることはなかったと思うが、あれがもしレッドカードだったら……。さらに戦況は厳しくなっただろう。
前半のうちに3-2に逆転できたから良かったものの、2-2、1-2の状況だったら、「やれる!」と思ったベトナムに対してさらに手を焼いていたはずだ。
先ほど伝えたとおり、ベトナムへの警戒心がなく、今後の対戦相手に対してセットプレー時の「弱点」を露呈した。
前半で合格点を与えられるのは南野くらいだ。ハードワークをして2ゴールを決めて勝利の立役者となった。中村敬斗は前半アディショナルタイムに勝ち越し弾を決めたが、ゴール以外での貢献度が低いのが気になった。あとの選手は及第点を与えられるレベルではない。
後半は気持ちを入れ直したのか、チーム全体が覇気を取り戻し、全体的に動き出しも速く、球際への激しさも出ていた。前半と後半で何が違っていたか。それはバイタルエリアに怖がらずに入っていけたことだ。
前半のうちに3-2に逆転できたから良かったものの、2-2、1-2の状況だったら、「やれる!」と思ったベトナムに対してさらに手を焼いていたはずだ。
先ほど伝えたとおり、ベトナムへの警戒心がなく、今後の対戦相手に対してセットプレー時の「弱点」を露呈した。
前半で合格点を与えられるのは南野くらいだ。ハードワークをして2ゴールを決めて勝利の立役者となった。中村敬斗は前半アディショナルタイムに勝ち越し弾を決めたが、ゴール以外での貢献度が低いのが気になった。あとの選手は及第点を与えられるレベルではない。
後半は気持ちを入れ直したのか、チーム全体が覇気を取り戻し、全体的に動き出しも速く、球際への激しさも出ていた。前半と後半で何が違っていたか。それはバイタルエリアに怖がらずに入っていけたことだ。
前半は日本にそのチャレンジがなく、後半はあった。それを可能にしたのが、途中出場した久保建英と堂安律の2人だ。
選手個々のパフォーマンスだけを見れば、やはり久保が抜けている。ベトナム戦では84分に南野に代わってトップ下に入った。直後、遠藤航、堂安とつないだボールをボックス手前で受けて、素早くターンして上田綺世にパス。4点目をアシストした。
アディショナルタイムを含めて約10分の出場だったが、日本のどの選手よりもベトナムに”恐怖心”を与えていた。
貢献度では南野が一番だったが、存在感とインパクトでは間違いなく久保がナンバーワン。つまり南野はMOMで、久保はMIPとなる。
ベトナム戦で得た教訓は、立ち上がりからベトナムに精神的に「今日はいける!」と思わせたことだ。初戦の難しさなんて関係ない。特にアルゼンチンやブラジルなど、南米の強豪国は、むしろ格下との試合では特に「何もやらせないよ」と立ち上がりからガチガチで挑んでくる。
次のイラク戦では、立ち上がりから「前へ前へ」という姿勢を持って、相手にやらせない気迫を見せてほしい。
【著者プロフィール】
本田泰人(ほんだ・やすと)/1969年6月25日生まれ、福岡県出身。帝京高―本田技研―鹿島。日本代表29試合・1得点。J1通算328試合・4得点。現役時代は鹿島のキャプテンを務め、強烈なリーダーシップとハードなプレースタイルで“常勝軍団”の礎を築く。2000年の三冠など多くのタイトル獲得に貢献した。2006年の引退後は、解説者や指導者として幅広く活動中。スポーツ振興団体『FOOT FIELD JAPAN』代表。
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アディショナルタイムを含めて約10分の出場だったが、日本のどの選手よりもベトナムに”恐怖心”を与えていた。
貢献度では南野が一番だったが、存在感とインパクトでは間違いなく久保がナンバーワン。つまり南野はMOMで、久保はMIPとなる。
ベトナム戦で得た教訓は、立ち上がりからベトナムに精神的に「今日はいける!」と思わせたことだ。初戦の難しさなんて関係ない。特にアルゼンチンやブラジルなど、南米の強豪国は、むしろ格下との試合では特に「何もやらせないよ」と立ち上がりからガチガチで挑んでくる。
次のイラク戦では、立ち上がりから「前へ前へ」という姿勢を持って、相手にやらせない気迫を見せてほしい。
【著者プロフィール】
本田泰人(ほんだ・やすと)/1969年6月25日生まれ、福岡県出身。帝京高―本田技研―鹿島。日本代表29試合・1得点。J1通算328試合・4得点。現役時代は鹿島のキャプテンを務め、強烈なリーダーシップとハードなプレースタイルで“常勝軍団”の礎を築く。2000年の三冠など多くのタイトル獲得に貢献した。2006年の引退後は、解説者や指導者として幅広く活動中。スポーツ振興団体『FOOT FIELD JAPAN』代表。
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