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首位突破を占うイラク戦、先発が有力視される上田綺世に期待。2列目と良い距離感を保ち、敵のギャップを突く動きが必要だ【アジア杯】

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2024年01月16日

ヒメネスのような存在になるべき

ベトナム戦では終盤にダメ押し弾。久保との好連係で結果を残した。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)

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 次戦のトップ下が絶好調の南野拓実(モナコ)なのか、久保なのか判断が分かれるところだし、両サイドに関してもメンバーの入れ替えがあるかは未知数だ。ただ、どういう2列目の構成になっても、上田が最前線に陣取った場合は、彼らと良い距離感を保ちつつ、敵のギャップを突く動きが必要になる。

 インドネシアがイラク戦で挙げたゴールシーンを見てみると、右サイドアタッカーが食いついてきたDFをかわし、中に折り返したところに逆サイドの選手が飛び込む形だった。

 日本もそれに近い形を出せれば理想的。そのためにも、最前線に入るであろう上田には、敵を揺さぶるような頭脳的な駆け引きや位置取りを期待したいところだ。

「結局、内容どうこうよりも、勝つことがすべて。ベトナムも普段の力以上のものを見せてきましたし、それはどの国にも言えること。アジアカップのような大会は結局、そういう相手に勝てるか、勝てないか。だからこそ、結果にこだわっていくことが大事かなと思います。

 今の日本は個の力でねじ伏せられるところが大きな強みになっている。そうやって勝てるのが日本の良さですね」
 
 上田がこう語ったように、サッカーは結局のところ、傑出した個の力次第。フェイエノールトでサンティアゴ・ヒメネスらと出会って、彼はそのことを痛感した様子だ。

 それならば、今大会では自分自身がヒメネスのような存在になるべき。アジアで突出した存在感を示し、日本の看板FWと位置づけられるようになれば、所属先に戻ってからの序列アップ、出場機会増にもつながるだろう。

 代表での実績は、上田の今後のキャリアを大きく左右する。だからこそ、今大会は毎試合ゴールするくらいの活躍を期待したい。6戦6発の中村敬斗(スタッド・ドゥ・ランス)のハイペースを良い刺激にして、上田も他のFWも貪欲に数字を追い求めるべき。タフなイラクをアグレッシブさと勢いで凌駕するような展開に持ち込んでほしいものである。

取材・文●元川悦子(フリーライター)

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