【神戸｜採点・寸評】
GK
18　キム・スンギュ　5.5
ゴールキックでは間を取り過ぎてイエローカードを提示される。それでも後半には丸山のFKをセーブするなど鋭い反応は光った。試合終盤に悔しい失点を喫した。
 
DF
３　相馬崇人　６
ドリブルで仕掛けて相手を抜ける唯一の選手だった。26分には田邉のシュートを身体を張ってブロック。守備でも効いていた。


５　岩波拓也 　５
48分に手を使って東を引き倒したプレーが象徴するように軽い対応が多すぎた。フィードの成功率も高くなかった。


６　高橋峻希　4.5
試合を通じてオーバーラップを控え、前半は右サイドに蓋をした。後半は阿部、東の仕掛けへの対応に苦慮。失点シーンでは阿部のマークを外してしまった。
  
39　伊野波雅彦　5.5
声を張り上げ、最終ラインを統率。守備面ではまずまずの出来だった。反面、前線の動き出しが少なかったとはいえ、フィードはやや雑だった。  

MF 
14　藤田直之　5.5
最終ラインからパスを引き出そうと何度も動き直す姿勢は評価できた。ただ、中盤で上手く前を向けず、橋渡し役にはなれなかった。


32　前田凌佑　５（90分OUT）
ポジションが曖昧でボールに触れた回数はごくわずか。中盤３枚のなかで最も高い位置をキープしたが、FW陣を上手くフォローできたとは言えない。


33　村松大輔　5.5
相手の侵入に一歩遅れるシーンが多く、良い位置でFKを与えてしまった。周囲との連係には改善の余地が残る。
   
FW
９　石津大介　５（65分OUT）
得意のドリブルに持ち込めたシーンは数度。仕掛けたとしても丸山らを抜くことはできず、不完全燃焼のまま途中交代となった。
 
11　レアンドロ　５
全くと言って良いほどボールが入って来ずに孤立した。相手のボールを追うだけではフラストレーションが溜まったはず。
 
19　渡邉千真　５
古巣との対戦で存在感を発揮できず。29分には自陣深い位置でボールを失いピンチを招くなど、マイナス面が目立った。
 
交代出場
FW
７　ペドロ・ジュニオール　5.5（65分 IN）
相手の圧力に全体が押し下げられるなか、守備に忙殺された。ボールを持ってもFC東京DF陣の激しいマークに仕事を果たせないまま試合終了を迎えた。
 
MF
13　小川慶治朗　－（90分IN）
ゴールを決められた後にすぐさまピッチへ。ロスタイムを含めた４分少々の出場時間は短すぎた。
  
監督
ネルシーニョ　５
試合序盤から上手くいかない展開に怒りを表わす。点を決められるまでに交代カードを１枚しか切っておらず、最後まで流れを引き寄せきれなかった。


取材・文：本田健介（サッカーダイジェスト編集部）

※MAN OF THE MATCH＝取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。

※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。

※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。