自分たちのサッカーを最後まで信じ切る
そして、この多彩な攻撃を支える守備の強固さも目を見張った。西村翔と横窪皇太のCBコンビのチャレンジ&カバーと、サイドバックが上がった時のカバーリングの質が上がり、伊藤翼と川上陽星のダブルボランチがディフェンスラインに落ちてブロックを作ったり、奪った後のビルドアップのコースを作ったりと、縦と横のスライドがスムーズになっていった。
北海道コンサドーレ札幌U-18からやってきたGK山本透衣(FC大阪内定)も「後ろからこのサッカーを見ているのが楽しいし、みんなが共通意識を持ってやっているので、自分もその流れを消さないようにプレーしている」と、抜群の反応に加え、的確なコーチングと連動で存在感を放った。
1年を通じてチームとしての共通認識が深まり、結果もついてきたことで、全員が自分たちのやるサッカーに対して最後まで信じ切ることができた。
インカレ準々決勝の福岡大戦では、2-0でリードした52分に西村がPKを与え、さらに1発レッドの退場となるが、GK山本が相手のPKをストップ。「劣勢に立たされてもやるべきことは変わらないし、誰一人やるべきことを怠らなかった」と福井が語ったように、福岡大の猛攻に耐え切って勝利を掴み取った。
北海道コンサドーレ札幌U-18からやってきたGK山本透衣(FC大阪内定)も「後ろからこのサッカーを見ているのが楽しいし、みんなが共通意識を持ってやっているので、自分もその流れを消さないようにプレーしている」と、抜群の反応に加え、的確なコーチングと連動で存在感を放った。
1年を通じてチームとしての共通認識が深まり、結果もついてきたことで、全員が自分たちのやるサッカーに対して最後まで信じ切ることができた。
インカレ準々決勝の福岡大戦では、2-0でリードした52分に西村がPKを与え、さらに1発レッドの退場となるが、GK山本が相手のPKをストップ。「劣勢に立たされてもやるべきことは変わらないし、誰一人やるべきことを怠らなかった」と福井が語ったように、福岡大の猛攻に耐え切って勝利を掴み取った。
「関西のサッカーにもっと注目してほしいし、関西の大学は成長できる場所なんだというのを僕たちが示したかった」
京産大が見せた躍進は、この食野の言葉を実証するに値するものだった。ちょうど今、第102回全国高校サッカー選手権大会が開幕し、全国の高校生たちが熱い戦いを繰り広げている。
関西の大学に進む選手も多く、選手権に出場している、ある高校2年生の選手は京産大のインカレ準優勝に関して、「関西の大学で成長できると確信できた。かなり良いサッカーをしていたのでもっと見てみたいし、(進路の)選択肢に入ると思います」と口にした。
京産大がインカレで示した価値は、これからさらに大きくなるだろう。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
【選手権PHOTO】堀北・ガッキー・広瀬姉妹! 初代から最新19代目の藤﨑ゆみあまで「歴代応援マネージャー」を一挙公開!
インカレ決勝の観客は5000人に届かず...「マスコミの注目度も低い」大学サッカー界が改革に着手。全国大会の門戸拡大や“強化ラウンド”の新設も
大学最後のゴールは、田中克幸が「明治大で学んだことの答え」だった。チームのために全力を尽くす。本当の意味で気づくことができた
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関西の大学に進む選手も多く、選手権に出場している、ある高校2年生の選手は京産大のインカレ準優勝に関して、「関西の大学で成長できると確信できた。かなり良いサッカーをしていたのでもっと見てみたいし、(進路の)選択肢に入ると思います」と口にした。
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