• トップ
  • ニュース一覧
  • 【なでしこ】出場権消滅の現実、実力不足を受け止めるキャプテンが唯一否定したこととは?

【なでしこ】出場権消滅の現実、実力不足を受け止めるキャプテンが唯一否定したこととは?

カテゴリ:日本代表

小田智史(サッカーダイジェスト)

2016年03月08日

「私だけが責任を感じている、というのは、自分が一番嫌なこと」

ベトナム戦でようやく大会初勝利を手にし、笑みがこぼれる宮間。「つらい時も、楽しい時もチームメイトたちは一緒にいてくれた」と主張する。 写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

「すべてが足りなかった」と実力不足や、五輪出場を逃した現実を真摯に受け止める宮間が唯一否定したのが、決して自分ひとりで背負い込み、自分だけが責任を感じているわけではない、ということ。キャプテンという立場ゆえ、責任感の強さゆえの“宿命”でもあるが、チームメイトたちは常に自分を支えてくれたと主張する。
 
「皆さんにお願いしたいのは、私だけが責任を感じている、というのを聞くんですが、それは私が一番嫌なこと。チームメイトたちはつらい時も、楽しい時もいつも一緒にいてくれている。もし、そういうふうに見えるなら、悪いのはチームメイトではなく、私の性格。ここまで一緒に戦ってきて、五輪の切符を掴めなかったのは、キャプテンである自分の責任だと思っています」
 
 大会は残すところあと1試合。すでに五輪出場の可能性は消滅してしまったが、北朝鮮戦を単なる“消化試合”にするつもりは毛頭ない。今後のなでしこジャパンを見据える意味でも、「もう一度、どのように世界に挑んでいくのか、自分たちの戦い方を整理し直さないといけない」とテーマを掲げる。
 
「日本代表としての責任を持って、(北朝鮮戦で)自分たちが積み上げてきたことはなんだったのか、きちんと証明したい。私自身も、キャプテンとしてやるべきことを最後までやるつもりです」
 
 最後までキャプテンらしく――。そんな宮間は、北朝鮮戦でどんな“答”を見つけるのだろうか。
 
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)
 
【関連記事】
【なでしこ】キャプテン宮間を襲う重責と苦悩。彼女の“リュック”を一緒に背負える人間がいないと…
【なでしこ】「新しい女子サッカーを築いていくために」――。意地のゴールに詰まった岩渕真奈の想い
【なでしこ|採点&寸評】日本 6-1 ベトナム|大量得点で意地の初勝利も本来の実力差を考えれば及第点レベル
【リオ五輪予選 | 中国 1-0 韓国】中国がワン・シャンシャンの一撃で勝利。日本の五輪出場の可能性が途絶える
【日本代表】ハリルの逆鱗に触れる!? 指揮官の要求をあえて“無視”した宇佐美のプロフェッショナリズム

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ