今季の三笘は安定感を欠き、好不調の波がとても激しい
53分には、三笘が再びボールを失ったものの、後半から途中出場していたウェルベックに助けられた。60分、左サイドからカットインしてシュートを放ったものの、力ないボールはゴールキーパーのディーン・ヘンダーソンに防がれた。そして迎えた80分。ペナルティーエリア左でボールを受けた三笘はボックス内に侵入するも、足を滑られてピッチに倒れ込む。
ブライトンはPKをアピールしたものの、レフェリーには相手にされず。三笘は苦悶の表情を浮かべながら、左足首を押さえて再び起き上がるまで時間を要した。そして、その数分後にはピッチを去り、指揮官が「不可欠」と形容したウインガーをイーグルスは失った。このまま長期離脱となれば、ブライトン、そして来月にアジアカップを控える日本代表にとっても大きな痛手となるのは間違いない。
ブライトンはPKをアピールしたものの、レフェリーには相手にされず。三笘は苦悶の表情を浮かべながら、左足首を押さえて再び起き上がるまで時間を要した。そして、その数分後にはピッチを去り、指揮官が「不可欠」と形容したウインガーをイーグルスは失った。このまま長期離脱となれば、ブライトン、そして来月にアジアカップを控える日本代表にとっても大きな痛手となるのは間違いない。
試合後にはタッチライン際で足を引きずり、スタジアムを去る際には患部にプロテクトブーツを装着して、松葉杖を突きながらチームバスへと向かった。デ・ゼルビ監督は「重症でないことを願いたい。だが現時点では分からない、様子を見ることになる」と語っている。
今季の三笘は安定感を欠き、好不調の波がとても激しい。昨季は、彼の後方で左サイドバックのレギュラーを務めたぺルビス・エストゥピニャンも怪我で長期離脱しており、このエクアドル代表がいないことも、22番の不調に大きな影響をもたらしている。左サイドでポジションを入れ替えながらプレーしていた2人のコンビネーションは素晴らしく、敵にとっては大きな脅威となった。
翻って今季は、対戦相手はダブルチームで三笘を止めにくると、エストゥピニャンのサポートがないために、難なく左サイドからの攻撃を押さえることができる。それだけに、三笘の完全復活のためにはエストゥピニャンの早期復帰、もしくは1月の移籍市場ではサイドバックの獲得が必要になるだろう。
一方の三笘も、今回の怪我からの復帰はいつになるのだろうか。2024年、また強くなって戻ってきてほしい。ブライトン、さらに日本代表に不可欠の存在なのだから。
取材・文●リッチー・ミルズ(ブライトン番記者)
翻訳●松澤浩三
今季の三笘は安定感を欠き、好不調の波がとても激しい。昨季は、彼の後方で左サイドバックのレギュラーを務めたぺルビス・エストゥピニャンも怪我で長期離脱しており、このエクアドル代表がいないことも、22番の不調に大きな影響をもたらしている。左サイドでポジションを入れ替えながらプレーしていた2人のコンビネーションは素晴らしく、敵にとっては大きな脅威となった。
翻って今季は、対戦相手はダブルチームで三笘を止めにくると、エストゥピニャンのサポートがないために、難なく左サイドからの攻撃を押さえることができる。それだけに、三笘の完全復活のためにはエストゥピニャンの早期復帰、もしくは1月の移籍市場ではサイドバックの獲得が必要になるだろう。
一方の三笘も、今回の怪我からの復帰はいつになるのだろうか。2024年、また強くなって戻ってきてほしい。ブライトン、さらに日本代表に不可欠の存在なのだから。
取材・文●リッチー・ミルズ(ブライトン番記者)
翻訳●松澤浩三