【山形】大黒、移籍の決め手は石崎監督!「駒として使ってもらう価値のある監督」

カテゴリ:Jリーグ

頼野亜唯子

2016年03月04日

「あの動き出しの良さは、分かっていても捕まえきれない」

新たなユニホームに身を包んだ大黒。いまだ衰えを知らぬ決定力は、今季の山形でも爆発するか。(C) 2016 MONTEDIO YAMAGATA

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 また、合流してわずか1週間ながら、このチームで自分が果たすべき役割に手応えも感じているようだ。
 
「ディエゴも林(陵平)もフィジカルを生かして足もとで受けることが多いので、僕がスペースで受けたりして(相手を)動かすなかで急所を突くような動きができればいいというイメージは持っている」
 
 大黒のゴールへの嗅覚は、チームメイトにもインパクトを与えている。
「あの動き出しの良さは、分かっていても捕まえきれない。紅白戦でもみんながそう言っていた。味方になれば、サイドの人間としては頼もしい存在。アバウトにクロスを上げても入って来て合わせてくれる」とはウイングバックの山田拓巳の弁だ。
 
 前日、大阪から自分で車を運転して山形入りしたという大黒は「山形道に入った途端にすごく雪が積もっていて、最初はちょっと危ないなと思ったが、途中からちょっと楽しくなった(笑)」と報道陣を笑わせるなど、会見中も終始飄々としてベテランらしい落ち着きを見せていた。
 
 ピッチの中でも外でも、新天地に馴染むのに時間がかかるということはなさそうだ。登録上は3月6日のアウェーでの愛媛戦から出場可能。山形は開幕のアウェー・北九州戦でも決定機を決めきれず0-1で落としているだけに、指揮官が早速起用を決断する可能性はある。
 
 ひとたびピッチに立てば、どんな形であれボールをゴールに叩き込んで山形を勝利に導くこと――。大黒の使命はそれ以外にない。
 
取材・文:頼野亜唯子(フリーライター)
 
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