「欲しい物(勝点3)を手に入れられず悔しいけど、最後は気持ちしかない」(岩渕)。
初めてプレーする五輪予選で待望のゴールを決め、岩渕はヒロインになるはずだった。しかし、87分に守備陣の連係ミスから失点。まさかの引き分けに終わった。試合結果はもとより、岩渕が悔やむのは終了間際の90+2分に巡ってきた決定機を仕留められなかったことだ。
「最後の場面は、“行けた”と言うより、“行かないといけない”。あそこで点を取れていたら、試合の結果も、自分たちの立場(順位)も変わっていた。ゴールというひとつの結果を残せたのは良かったですけど、欲しい物(勝点3)は手に入れられなかったので悔しいし、チームに申し訳ない」
日本は勝点2を取りこぼし、2試合で手にした勝点はわずか1の5位と、崖っぷちの状況に変わりはない。しかし、同時刻に行なわれた北朝鮮と中国の試合が1-1のドローに終わったことをスタッフから知らされ、「まだ可能性があるから、しっかり準備しよう」と話し合ったという。
「中国が勝点4なので、次に勝てば自分たちの位置も変わってくる。この短い期間でなにかを変えるのは難しいですけど、最後は気持ちだと思います。今日の勝点1を無駄にしないためにも、残り3試合は『全員の気持ちで押し込む』くらいのゴールを決めて、勝利を目指すしかない。もちろん、私自身もゴールを目指すつもりです」
あとがない中国戦で、チームを救うゴールを決められるか。岩渕に再び“満開の笑顔”が訪れることを期待したい。
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)
「最後の場面は、“行けた”と言うより、“行かないといけない”。あそこで点を取れていたら、試合の結果も、自分たちの立場(順位)も変わっていた。ゴールというひとつの結果を残せたのは良かったですけど、欲しい物(勝点3)は手に入れられなかったので悔しいし、チームに申し訳ない」
日本は勝点2を取りこぼし、2試合で手にした勝点はわずか1の5位と、崖っぷちの状況に変わりはない。しかし、同時刻に行なわれた北朝鮮と中国の試合が1-1のドローに終わったことをスタッフから知らされ、「まだ可能性があるから、しっかり準備しよう」と話し合ったという。
「中国が勝点4なので、次に勝てば自分たちの位置も変わってくる。この短い期間でなにかを変えるのは難しいですけど、最後は気持ちだと思います。今日の勝点1を無駄にしないためにも、残り3試合は『全員の気持ちで押し込む』くらいのゴールを決めて、勝利を目指すしかない。もちろん、私自身もゴールを目指すつもりです」
あとがない中国戦で、チームを救うゴールを決められるか。岩渕に再び“満開の笑顔”が訪れることを期待したい。
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)