「ファンを落胆させ、怒らせている」ガビ離脱が与えるピッチ内外の影響をバルサ番記者が考察「反骨精神の体現者抜きで戦わなければならない」【現地発】
カテゴリ:連載・コラム
2023年11月24日
EURO2024とパリ五輪の出場も困難
今シーズン中にピッチに戻ることも、EURO2024とパリ五輪に出場することも困難であることを知った時から、ガビのチーム全体に伝播する情熱が今度は、失望の大きさとなって跳ね返った。チーム関係者は次のようにその気持ちを代弁する。
「我慢させるのは簡単なことではない。ガビのホームグラウンドはピッチだ。彼の辞書には、『諦め』という言葉は存在しない。精神面においてもプレー面においてもね。手術した瞬間から、サッカー選手としての心を取り戻すためのカウントダウンが始まる。それがガビという選手だ」
チームにおいてますます重要な存在となり、カリスマ性を高めながら、周囲への影響力が強まり、怪我を負って以来、マドリーからもたくさんのエールを送られている事実が示すように、ライバルからも愛される。ファウルを繰り返すガビをピッチから退場させるべきだとその喧嘩腰のプレースタイルに批判的だった人たちでさえ、今では1日も早い回復を願っている。
「我慢させるのは簡単なことではない。ガビのホームグラウンドはピッチだ。彼の辞書には、『諦め』という言葉は存在しない。精神面においてもプレー面においてもね。手術した瞬間から、サッカー選手としての心を取り戻すためのカウントダウンが始まる。それがガビという選手だ」
チームにおいてますます重要な存在となり、カリスマ性を高めながら、周囲への影響力が強まり、怪我を負って以来、マドリーからもたくさんのエールを送られている事実が示すように、ライバルからも愛される。ファウルを繰り返すガビをピッチから退場させるべきだとその喧嘩腰のプレースタイルに批判的だった人たちでさえ、今では1日も早い回復を願っている。
インターナショナルブレイク明けにバルサは、ラージョ、ポルト、アトレティコ・マドリー、ジローナと強豪との対戦が続く前半戦の山場を迎える。こんな時こそ、ガビの献身的なプレーが不可欠となっていたが、シャビは、その不在を補うフォーメーションを編み出す必要性に迫られた。
クラシコでの痛恨の敗北ですらも、ガビがいれば、意義を見出すことができた。常に生き残りをかけたサバイバルを強いられているバルサは、反骨精神の体現者抜きで、残りのシーズンを戦わなければならない。
文●ラモン・ベサ(エル・パイス紙バルサ番)
翻訳●下村正幸
※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙のコラム・記事・インタビューを翻訳配信しています。
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文●ラモン・ベサ(エル・パイス紙バルサ番)
翻訳●下村正幸
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