敗戦濃厚のチームを三笘が救う
数的有利を作り出して三笘に何もさせないようにするというスタイルは、ここ最近の試合で何度も見ている光景である。左ウイングに配された22番一人だけで、好機を作り出すのが難しいのは当然だ。それでも、グディソン・パークで最も危険な香りをさせていたのが、やはりこの日本代表だった。
前半は低い位置で人数をかけて守るエバートン守備陣を避けるかのごとく、三笘は内側に入ってプレーする機会が多かった。後半になると、迫力が徐々に増していく。67分には、三笘が左サイドでヤングを抜いてボックス内に侵入し、タッチラインぎりぎりまでドリブル。好タイミングで中央にパスを出したが、残念ながら味方FW2人がお見合いをしてしまい、こぼれ球をグロスがシュートしたが大きくバーを越えた。
79分には、ボックス内で今度は三笘にシュートチャンスが訪れたが、枠を捉えることはができなかった。何をしてもうまくいかず、ブライトンの敗戦濃厚かと思われた。そんな中でチームを救ったのは、やはりこの男だった。
前半は低い位置で人数をかけて守るエバートン守備陣を避けるかのごとく、三笘は内側に入ってプレーする機会が多かった。後半になると、迫力が徐々に増していく。67分には、三笘が左サイドでヤングを抜いてボックス内に侵入し、タッチラインぎりぎりまでドリブル。好タイミングで中央にパスを出したが、残念ながら味方FW2人がお見合いをしてしまい、こぼれ球をグロスがシュートしたが大きくバーを越えた。
79分には、ボックス内で今度は三笘にシュートチャンスが訪れたが、枠を捉えることはができなかった。何をしてもうまくいかず、ブライトンの敗戦濃厚かと思われた。そんな中でチームを救ったのは、やはりこの男だった。
左サイドでボールを受けた三笘はドリブルでハリソンを置き去りにして、即座に左足でクロスを入れる。そのボールがヤングに当たって変化し、ゴールへと吸い込まれたのだった。値千金の同点ゴール。だが強調すべきは、この試合でもデ・ゼルビ監督のチームは三笘に頼ることしかできなかったことだ。
エバートンの206本のパスに対して、ブライトンは851本のパスをコンプリート。一方でシュート数はエバートンの10本に対して、ブライトンはわずか7本。敵将ダイチのゲームプランをもう少しで完遂されそうだった。
ボールを圧倒的に支配しながらも、決定機がほぼ皆無だった。これで、カップ戦を含めた直近の8試合で1勝しかしておらず、リーグ戦では5戦勝ちがない。果たして、いつになったら昨シーズンのブライトンが復活するのか。いまはただ、待つしかなさそうだ。
取材・文●リッチー・ミルズ(ブライトン番記者)
翻訳●松澤浩三
「ありえない所から生まれた」三笘薫がキレキレフェイントから誘発した劇的OGにブライトンの元エースも驚嘆!「ひどいゴールだが、本当に幸運」
エバートンの206本のパスに対して、ブライトンは851本のパスをコンプリート。一方でシュート数はエバートンの10本に対して、ブライトンはわずか7本。敵将ダイチのゲームプランをもう少しで完遂されそうだった。
ボールを圧倒的に支配しながらも、決定機がほぼ皆無だった。これで、カップ戦を含めた直近の8試合で1勝しかしておらず、リーグ戦では5戦勝ちがない。果たして、いつになったら昨シーズンのブライトンが復活するのか。いまはただ、待つしかなさそうだ。
取材・文●リッチー・ミルズ(ブライトン番記者)
翻訳●松澤浩三
「ありえない所から生まれた」三笘薫がキレキレフェイントから誘発した劇的OGにブライトンの元エースも驚嘆!「ひどいゴールだが、本当に幸運」