【今季の目標達成へのポイント】
吉田監督はチーム作りに手応えを掴んでいるようだが、「まだ去年のクセが出てしまう。今はそれを意識して直している段階」（成岡）との声も聞かれる。昨季の年間15位からひとつでも上を目指すには、スタイルの完成度をどこまで高められるかがポイントになるだろう。
吉田監督は大枠の落とし込み作業について、「道を通る」という表現をし、「少なくともシーズン前半は、何度も何度もその道を通り、薄いところを塗り直していく必要がある」と根気強く取り組んでいく考えだ。
大型補強がなかったチームから、新監督とコーチングスタッフは、どのような力を引き出していくのか。新たなアプローチでのチーム作りは、少なくともプレシーズン中は順調に進んでいる。
文：大中祐二（フリーライター）
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