目標のひと桁順位を達成するには得点を約1.7倍増に!?
【今季の目標達成へのポイント】
J1での過去3年間、チームの総得点が30、27、26と、1試合平均1得点に届いていない。今年の新体制会見の席上、佐久間GM兼監督が「順位は10位、できれば、ひと桁順位が目標。ただし、シーズン44得点、平均1.3得点以上に引き上げないと、この順位は達成できないと思っている」と話したように、シーズン34試合制に定まった05年以降のJ1において、1試合平均1得点未満で、ひと桁順位を達成したのは、08年の大分(シーズン33得点、4位)だけ。目標の達成に、得点力アップが必要なのは間違いない。
とはいえ、堅守を維持したまま得点力を高めようというのは、一朝一夕にできる作業ではない。しかも、昨季の26得点を44得点にするとなると、約1.7倍にしなくてはならないのだ。キャンプでは、高い位置からボールを奪うトレーニングも行なわれていたが、実戦になると、そうした場面はまだ少ない。まずは昨季2得点しか獲れなかったセットプレー(PKを除く)の改善に努めるあたりが、現実的だろう。
新チームの立ち上げ以来、佐久間GM兼監督はスタートダッシュの重要性を強調してきたが、開幕後しばらくは試行錯誤が続きそうだ。選手の構成、配置を含め、攻撃の方向性をなるべく早く探り当てたい。
文:渡辺 功(フリーライター)
J1での過去3年間、チームの総得点が30、27、26と、1試合平均1得点に届いていない。今年の新体制会見の席上、佐久間GM兼監督が「順位は10位、できれば、ひと桁順位が目標。ただし、シーズン44得点、平均1.3得点以上に引き上げないと、この順位は達成できないと思っている」と話したように、シーズン34試合制に定まった05年以降のJ1において、1試合平均1得点未満で、ひと桁順位を達成したのは、08年の大分(シーズン33得点、4位)だけ。目標の達成に、得点力アップが必要なのは間違いない。
とはいえ、堅守を維持したまま得点力を高めようというのは、一朝一夕にできる作業ではない。しかも、昨季の26得点を44得点にするとなると、約1.7倍にしなくてはならないのだ。キャンプでは、高い位置からボールを奪うトレーニングも行なわれていたが、実戦になると、そうした場面はまだ少ない。まずは昨季2得点しか獲れなかったセットプレー(PKを除く)の改善に努めるあたりが、現実的だろう。
新チームの立ち上げ以来、佐久間GM兼監督はスタートダッシュの重要性を強調してきたが、開幕後しばらくは試行錯誤が続きそうだ。選手の構成、配置を含め、攻撃の方向性をなるべく早く探り当てたい。
文:渡辺 功(フリーライター)