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【韓国メディアの視点】タレント不足のU-23韓国代表。オーバーエイジ候補には、ソン・フンミンやパク・チュホの名も

カテゴリ:連載・コラム

慎武宏

2016年02月24日

韓国国内では、「オーバーエイジ枠をフル活用すべき」との声が多い。

リオ五輪では、オーバーエイジのフル活用が求められていると言う。このソン・フンミンは、有力候補のひとりだ。(C)Getty Images

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 確固たるポジションを掴んでいるのは、日本戦でゴールを決めた水原三星のクォン・チャンフン(35試合10得点)、キャプテンを務めたFCソウルのパク・ヨンウ(26試合出場)ぐらいである。

 Kリーグでは若手育成のために2013年から「エントリーメンバー18名中、23歳以下の選手を最低2名エントリーさせ、1名は出場させること」という規定を設けているが、そのほかの選手たちはその恩恵に授かって出場機会を得ていることが多かったのだ。

 U-23アジア選手権の前、今回のU-23韓国代表は「史上最弱の五輪代表」、「コルチャギ(谷間)世代」と呼ばれていたが、その理由がまさにここにあるわけだ。

 そんなU-23韓国代表へのテコ入れのためにも、韓国では本番となるリオデジェネイロ五輪でオーバーエイジ枠をフル活用すべきとの声が多く、すでに多くの選手たちがその候補に上がっている。

 ソン・フンミン(トッテナム)、ホン・ジョンホ(アウクスブルグ)、パク・チュホ(ドルトムント)、ハン・グギョン(カタールSC)、チャン・ヒョンス(広州富力)、キム・ヨングォン(広州恒大)などがそうだ。
 
 本大会でのエントリー18名のうちオーバーエイジ3枠を活用するとなれば、残るのは15名。U-23アジア選手権には参加しなかったパク・インヒョク(フランクフルト)、チェ・ギョンロク(ザンクト・パウリ)、キム・ミンテ(仙台)なども加えれば、その15枠を巡る競争は熾烈を極めることになる。
 
 それだけに韓国のリオデジャネイロ五輪世代にとって、3月12日から開幕するKリーグは勝負のシーズンとなる。Kリーグでの定位置獲得がリオへの近道になるに違いない。
 
取材・文:慎 武宏
シン・ムグァン/1971年、東京都生まれ。韓国サッカー取材歴20年。近著に歴代コリアンJリーガーへのインタビュー集『イルボン(日本)はライバルか 韓国人Jリーガー28人の本音』(ピッチコミュニケーションズ)。
 
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