スローインからの得点パターンを強化。
また今回の合宿では、攻撃面の確認にも時間を割いた。そのなかで特に力を入れたのが、相手陣内の深い位置でのスローインからゴールを狙う形だ。
実はなでしこリーグでは、スローイン直後のプレーで敵にボールを奪われることが非常に多く、チャンスにつながらない点が問題となっている。
この事態を「相手のマークが固い時にも、慌てて投げてしまうことが多い」と、MF宮間あや(湯郷ベル)は指摘する。
だからこそ、MF川澄奈穂美(INAC)は「スローインはCKやFKと比べて、相手の守備陣の注意が散漫になる。少し遠い中盤の選手がボールを受けて、逆サイドに展開することもできる。出し手と受け手が感じ合えているかが大切。スローインはもっと高めていくべきところ」と強化に意欲を見せる。
最終予選では、引き分けを狙い、自陣に引いてくる相手もいるはずだ。五輪や女子ワールドカップなどの長期大会では、スローインの形も研究されてしまうが、今回の最終予選は10日間で5試合の短期決戦となるだけに、スローインを得点に直結させようとする考えは、非常に理にかなっている。リオへの戦いのなかでその成果を見せてほしい。
取材・文:馬見新拓郎(フリーライター)
実はなでしこリーグでは、スローイン直後のプレーで敵にボールを奪われることが非常に多く、チャンスにつながらない点が問題となっている。
この事態を「相手のマークが固い時にも、慌てて投げてしまうことが多い」と、MF宮間あや(湯郷ベル)は指摘する。
だからこそ、MF川澄奈穂美(INAC)は「スローインはCKやFKと比べて、相手の守備陣の注意が散漫になる。少し遠い中盤の選手がボールを受けて、逆サイドに展開することもできる。出し手と受け手が感じ合えているかが大切。スローインはもっと高めていくべきところ」と強化に意欲を見せる。
最終予選では、引き分けを狙い、自陣に引いてくる相手もいるはずだ。五輪や女子ワールドカップなどの長期大会では、スローインの形も研究されてしまうが、今回の最終予選は10日間で5試合の短期決戦となるだけに、スローインを得点に直結させようとする考えは、非常に理にかなっている。リオへの戦いのなかでその成果を見せてほしい。
取材・文:馬見新拓郎(フリーライター)