自らも率先して片付けや手入れも
藤田コーチや選手たちの数々の賛辞を交えながら、いざ染谷コーチに取材をしても、当の本人は「いやいやいや、僕は藤田コーチのサポートをするくらいしかできていないですし、僕自身の指導の手応えは全然感じていないですよ」と謙虚な姿勢を貫くばかりだった。
口から出るのは反省、でも話のトーンからは、1年目となる指導者という仕事への充実感が伝わってくる。
「指導者はめちゃくちゃ難しいですよ。選手それぞれの状況によって、僕の話の受け取り方は変わってくるので、どう話せば選手が受け入れやすくなり、スッと言葉が入っていくのか、言葉のニュアンスは試行錯誤の連続で難しいです。
最初は自分も頭でっかちになってしまっていたところがあったので、選手の感じていることを拾いあげようと、今は意識しています。難しいんですけどね、でも日々が充実していますよ。選手が迷いなくプレーできるように、これからも手助けしていきたいと思っています」
口から出るのは反省、でも話のトーンからは、1年目となる指導者という仕事への充実感が伝わってくる。
「指導者はめちゃくちゃ難しいですよ。選手それぞれの状況によって、僕の話の受け取り方は変わってくるので、どう話せば選手が受け入れやすくなり、スッと言葉が入っていくのか、言葉のニュアンスは試行錯誤の連続で難しいです。
最初は自分も頭でっかちになってしまっていたところがあったので、選手の感じていることを拾いあげようと、今は意識しています。難しいんですけどね、でも日々が充実していますよ。選手が迷いなくプレーできるように、これからも手助けしていきたいと思っています」
話す内容からも人柄の良さが伝わってくる。こういう人格者には選手もついていきたくなるのだろう。だから印象的だったのは、4ゴール目を決めたワッド・モハメッド・サディキが得点後、染谷コーチと抱擁しに行ったシーン。本人が振り返る。
「ピッチに送り出してくれる時、染谷さんが『1点取れよ、1点取るんだぞ』とすごく鼓舞してくれたので、期待に応えられたのが嬉しくて、とっさに抱きついてしまいました(笑)。染谷さんはたくさん声をかけてくれるので、その期待に応えたいと思っていたので」
試合が終わると、染谷コーチは選手たちを携え、また自らも率先して動き、グラウンドの片付けや手入れに勤しんでいた。降りしきる雨の中で見た情景が、妙に脳裏に焼き付いている。こういう縁の下の力持ちが組織を支えるアカデミーは、これからも土台が頑丈だと思う。
取材・文●志水麗鑑(フリーライター)
「なぜ金髪から黒髪にした?」伊東純也の回答は――「18歳って言われます(笑)」
カナダ代表のバイエルン快足DFとのマッチアップは楽しみか? 伊東純也がまさかの回答で記者陣も爆笑「知らないんで」
熊本に4発快勝で天皇杯決勝進出の柏。主将・古賀太陽のタイトルへの想い
「ピッチに送り出してくれる時、染谷さんが『1点取れよ、1点取るんだぞ』とすごく鼓舞してくれたので、期待に応えられたのが嬉しくて、とっさに抱きついてしまいました(笑)。染谷さんはたくさん声をかけてくれるので、その期待に応えたいと思っていたので」
試合が終わると、染谷コーチは選手たちを携え、また自らも率先して動き、グラウンドの片付けや手入れに勤しんでいた。降りしきる雨の中で見た情景が、妙に脳裏に焼き付いている。こういう縁の下の力持ちが組織を支えるアカデミーは、これからも土台が頑丈だと思う。
取材・文●志水麗鑑(フリーライター)
「なぜ金髪から黒髪にした?」伊東純也の回答は――「18歳って言われます(笑)」
カナダ代表のバイエルン快足DFとのマッチアップは楽しみか? 伊東純也がまさかの回答で記者陣も爆笑「知らないんで」
熊本に4発快勝で天皇杯決勝進出の柏。主将・古賀太陽のタイトルへの想い