右SBとの組み合わせも重要
対戦相手や状況によって「久保が先発、伊東がジョーカー」というパターンもあっていい。トルコ戦は堂安律(フライブルク)が先発し、伊東が後半から出てきて劇的に流れを変えたが、久保が右サイドで先発していても、同様の展開に持ち込めたはずだ。
今回、鎌田大地(ラツィオ)は不在だが、トップ下の鎌田と右の久保が近い距離でパス交換しながら相手を崩し、左サイドの三笘薫(ブライトン)らに仕留めさせる形も作れるだろう。トップ下が南野拓実(モナコ)だったとしても、久保は臨機応変にポジションを入れ替えながらプレーできる。そういった柔軟性は、伊東よりも久保のほうが優れている。
その特性を活かしながら、近くに誰を配置すべきかを適切に判断し、組み合わせていけば、彼の活躍の場はより増える。今回、森保監督にはそのあたりの最適解を明示してほしいところだ。
「僕は純也君とは違うタイプの選手」と久保自身も前々から何度か口にしているが、縦に長い距離を走って敵を置き去りにし、コーナー付近から精度の高いクロスを上げられる右利きの伊東と、4~5メートルの初速が速くて、中に切り込める左利きの久保はストロングポイントが異なる。
対戦相手を徹底分析し、より効果的なプレーヤーをスタートから使うといった合理的な判断方法もあるのではないか。
10月シリーズの1戦目のカナダは、昨年11月の対戦時にボール支配率で日本を上回っていたが、2戦目のチュニジアは昨年6月の対戦で「日本に持たせてカウンター」という戦術を徹底的に遂行していた。
今回、鎌田大地(ラツィオ)は不在だが、トップ下の鎌田と右の久保が近い距離でパス交換しながら相手を崩し、左サイドの三笘薫(ブライトン)らに仕留めさせる形も作れるだろう。トップ下が南野拓実(モナコ)だったとしても、久保は臨機応変にポジションを入れ替えながらプレーできる。そういった柔軟性は、伊東よりも久保のほうが優れている。
その特性を活かしながら、近くに誰を配置すべきかを適切に判断し、組み合わせていけば、彼の活躍の場はより増える。今回、森保監督にはそのあたりの最適解を明示してほしいところだ。
「僕は純也君とは違うタイプの選手」と久保自身も前々から何度か口にしているが、縦に長い距離を走って敵を置き去りにし、コーナー付近から精度の高いクロスを上げられる右利きの伊東と、4~5メートルの初速が速くて、中に切り込める左利きの久保はストロングポイントが異なる。
対戦相手を徹底分析し、より効果的なプレーヤーをスタートから使うといった合理的な判断方法もあるのではないか。
10月シリーズの1戦目のカナダは、昨年11月の対戦時にボール支配率で日本を上回っていたが、2戦目のチュニジアは昨年6月の対戦で「日本に持たせてカウンター」という戦術を徹底的に遂行していた。
このように両者の出方が違ってくることを踏まえながら、伊東と久保のどちらが有効かを判断することが賢明だ。
もちろん、その際は周囲に配置する選手も考えなければいけない。縦関係を形成するであろう菅原由勢(AZ)はどちらとでも組めるだろうが、橋岡大樹(シント=トロイデン)や毎熊晟矢(C大阪)となれば、またキャラクターも変わる。今回はテストマッチなのだから、ボランチやトップ下、FWも含め、多彩な組み合わせをトライしてみるのも一案だ。
そうやって戦い方の幅を広げていけば、日本の勝ち筋は自ずと見えてくる。これだけ質の高い右サイドアタッカーが複数いる国はそうそうないのだから、その力を最大限引き出すことが、さらなるチーム力アップにつながるのは間違いない。
伊東と久保がそれぞれに異彩を放つ日本代表の理想形を、10月シリーズではぜひとも見てみたい。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
もはや異次元のレベルにある久保建英をベンチに置く理由はない。4-2-3-1システムなら2列目で三笘薫、伊東純也と並ぶか
「なぜそこに冨安!」「本当に何でもできるんだな」王者撃破に導く鮮烈ポストプレーに賛辞殺到!「代表でもFWで見たい」の声も
「彼の才能を無駄にしている。哀れだ」遠藤航は出番なし→リバプール10番のアンカー起用に批判殺到!「エンドウはいつ出て来るのか...」
もちろん、その際は周囲に配置する選手も考えなければいけない。縦関係を形成するであろう菅原由勢(AZ)はどちらとでも組めるだろうが、橋岡大樹(シント=トロイデン)や毎熊晟矢(C大阪)となれば、またキャラクターも変わる。今回はテストマッチなのだから、ボランチやトップ下、FWも含め、多彩な組み合わせをトライしてみるのも一案だ。
そうやって戦い方の幅を広げていけば、日本の勝ち筋は自ずと見えてくる。これだけ質の高い右サイドアタッカーが複数いる国はそうそうないのだから、その力を最大限引き出すことが、さらなるチーム力アップにつながるのは間違いない。
伊東と久保がそれぞれに異彩を放つ日本代表の理想形を、10月シリーズではぜひとも見てみたい。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
もはや異次元のレベルにある久保建英をベンチに置く理由はない。4-2-3-1システムなら2列目で三笘薫、伊東純也と並ぶか
「なぜそこに冨安!」「本当に何でもできるんだな」王者撃破に導く鮮烈ポストプレーに賛辞殺到!「代表でもFWで見たい」の声も
「彼の才能を無駄にしている。哀れだ」遠藤航は出番なし→リバプール10番のアンカー起用に批判殺到!「エンドウはいつ出て来るのか...」