• トップ
  • ニュース一覧
  • 「足の指が6本ありました」Jリーガーの高吉正真はなぜ“衝撃の告白”を決意したのか【先天性多合趾症と戦うフットボーラー】

「足の指が6本ありました」Jリーガーの高吉正真はなぜ“衝撃の告白”を決意したのか【先天性多合趾症と戦うフットボーラー】

カテゴリ:Jリーグ

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2023年09月29日

好きなスパイクも履けない苦しさ

右足の小指がやや膨らんでいるため、普通のスパイクだと合わない。写真提供:高吉正真

画像を見る

 今こそJリーグでプレーしているが、プロになるまでの道のりは決して平坦ではなかった。先天性多合趾症と付き合いながらプロを目指すわけだから、そこには間違いなく困難があった。

「この症状を理解したのは小学生ぐらいです。当時は(どんな靴を履いても)そこまで気になりませんでしたが、中学生になると普通のスパイクも靴もサイズが合わなくなって」

 好きなスパイクも履けない。高吉はそんな不満を両親にぶつける時もあった。

「当時憧れていた選手がクリスチアーノ・ロナウドで、ロナウド・モデルのスパイクを履きたかったんです。両親に『サイズが合わないから、これにしなさい』と言われても駄々をこねて…」
 
 両親は両親で苦悩を抱えていた。高吉の証言によればこうなる。

「サッカーの試合に出ている時も自分だけスパイクの形が違うわけです。だから、両親は『これを見て他の人はどう思うだろう、他の保護者の方はどう感じているのだろう』と心配しながら見ていました」

 ただ、高吉には“心強い味方”がいた。

<後編に続く>

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

<選手プロフィール>
高吉正真(たかよし・しょうま)
2000年8月25日生まれ、神奈川県出身。176センチ、70キロ。川崎U-18育ちで、2023年に北九州に加入。地上戦、空中戦ともに強い屈強なボランチ。守備的なポジションならどこでもこなす器用さも魅力のひとつだ。

パリ五輪を目ざすU-22日本代表、10月にメキシコ、アメリカと対戦! 大岩監督は「結果にこだわり、勝つための準備をする」

「本当に、本当に素晴らしかった」2得点に絡んだ遠藤航を、リバプール指揮官が称賛「いかに支配的で、ボールを奪い、パスを出していたか」

「冨安やジョルジも本当に良くやった」アーセナル指揮官が選手入れ替えに手応え!ラムズデールが好セーブ、次にGKを務めるのは…
【関連記事】
「雲の上の存在。化け物」「お手上げ」“黄金世代”中田浩二が高校時代に衝撃を受けた天才は?「俊輔は敵わないとかではなかったけど...」
「久保建英のトップ下をメインにするとちょっとまずい」熟練記者が“良い意味で”そう主張する理由は?「いわゆる王様システム」
「冨安やジョルジも本当に良くやった」アーセナル指揮官が選手入れ替えに手応え!ラムズデールが好セーブ、次にGKを務めるのは…
「本当に、本当に素晴らしかった」2得点に絡んだ遠藤航を、リバプール指揮官が称賛「いかに支配的で、ボールを奪い、パスを出していたか」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト いざアジア王者へ!
    5月10日発売
    悲願のACL初制覇へ
    横浜F・マリノス
    充実企画で
    強さの秘密を徹底解剖
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ