• トップ
  • ニュース一覧
  • 「お前が引っ張っていくんだぞ」。指揮官の言葉に山本理仁は何を思う? パリ五輪に向け「本気でやっていかないとまずい」【U-22日本代表】

「お前が引っ張っていくんだぞ」。指揮官の言葉に山本理仁は何を思う? パリ五輪に向け「本気でやっていかないとまずい」【U-22日本代表】

カテゴリ:日本代表

松尾祐希

2023年09月13日

「合格点を与えられるプレーではなかった」

 最終的に0-0も勝点1を上積みし、チームはパリ五輪の最終予選を兼ねた来年4月のU-23アジア杯出場を決めた。喜びも少なからずあるが、山本の胸にあったのは自責の念。記念撮影後に項垂れ、大岩監督と言葉を交わしながらピッチを後にした。

「このチームはお前が引っ張っていくんだぞ」

 そう言葉をかけられた山本は気持ちを新たにし、さらなる成長を誓う。

「今回の自分はなかなか合格点を与えられるプレーではなかった。自分ではそう思っている。フリーキックなどセットプレーからかなりチャンスは作れたけど、ボックスに入っていくところはまだまだ。次の遠征もそうだし、そして4月にカタールで開催される最終予選(U-23アジア杯)までに僕だけではなく、各々がレベルアップをしていかないと痛い目を見るし、パリ五輪の本戦は見えてこない」
 
 代表活動を終え、山本はベルギーに戻る。8月に加入したばかりのSTVVで自身のポジションは確約されておらず、今後はクラブでのレギュラー争いに身を投じる。

「チームは3バック。やることも少し変わってきますけど、まずはそこでポジションを確保しないといけない。日本にも自分と同じポジションで活躍している選手がいる。自分もしっかり存在をアピールしないと残っていけないので、危機感を持ってやっていきたい」

 悔しさは十分味わった。「予選突破に本気でやっていかないとまずい」とは山本の言葉。バーレーンで味わった屈辱を力に変え、パリ五輪に向けて前進するしかない。世代を牽引するレフティは未来を切り開くべく、さらなる成長のために自分と戦い続ける。

取材・文●松尾祐希(フリーライター)

【U-22日本代表 採点・寸評|バーレーン戦】三戸は決定機を決めていれば言うことなし。前線で起点になった細谷は効果的なフリックも

「日本には優れたシステムと戦術がある」トルコの10番チャルハノールが森保Jを激賞!“特に危険だった選手”に挙げたのは?「ごめん、名前は覚えてなくて...」

「日本は主力ではなくても、本当にレベルが高い」トルコの有名ジャーナリストに直撃!森保Jの印象は?「特に素晴らしかったのが15番と...」【現地発】
【関連記事】
【U-22日本代表 採点・寸評|バーレーン戦】三戸は決定機を決めていれば言うことなし。前線で起点になった細谷は効果的なフリックも
欧州勢が無視できない力を蓄えた森保ジャパン。大舞台で勝つためには今後、斬新な強化構想やロビー外交の後押しも不可欠に
「日本は主力ではなくても、本当にレベルが高い」トルコの有名ジャーナリストに直撃!森保Jの印象は?「特に素晴らしかったのが15番と...」【現地発】
「日本には優れたシステムと戦術がある」トルコの10番チャルハノールが森保Jを激賞!“特に危険だった選手”に挙げたのは?「ごめん、名前は覚えてなくて...」
【セルジオ越後】勝って当たり前のトルコ戦。ワクワクもしなかった。欧州遠征で連勝も、バスケやラグビーの話題に負けているのも寂しいね

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 2026年1月号
    12月12日(金)発売
    [特集]
    9年ぶりのJリーグ制覇
    鹿島アントラーズ
    鬼木体制で果たした「王座への帰還」
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 2026年1月1日号
    12月18日(木)発売
    [特集]
    2026北中米ワールドカップ
    選手名鑑&出場国ガイド
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 第104回大会 選手名鑑
    12月10日発売
    高校サッカーダイジェストVol.43
    第104回全国高校サッカー選手権大会
    選手権名鑑
    出場48チーム
    1440選手の顔写真&プロフィールを徹底網羅!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ