• トップ
  • ニュース一覧
  • 猛烈な暑さのなかで中2日の3連戦。パリ五輪につながるU-23アジア杯予選、日本は果たして勝ち抜けるのか

猛烈な暑さのなかで中2日の3連戦。パリ五輪につながるU-23アジア杯予選、日本は果たして勝ち抜けるのか

カテゴリ:日本代表

松尾祐希

2023年09月06日

最終戦はホスト国のバーレーン

厳しい環境でいかにチームの最大出力を出せるか。大岩監督のマネジメントにも注目だ。写真:松尾祐希

画像を見る

 こうした状況を踏まえると、相手との勝負だけではなく、チーム全体のマネジメントも勝負に大きく関わってくる。中2日の3連戦というスケジュールに加え、今回は最後に最大のライバルでホスト国であるバーレーン戦が組まれている。1、2戦目をしっかり勝ち切ったうえで最後の大一番にどう臨むか。つまり、一戦毎に最も状態が良い選手を起用していくしかない。

 また、怪我人やコンディション不良の選手が出るだけではなく、中東の気候に慣れずに想像以上に疲労が溜まる懸念もある。だが、そうした状況は過去に経験している。

 昨年3月のドバイカップでは、所属クラブの都合で合流日と離脱日が選手によって異なり、最終戦のサウジアラビア戦は18人で戦う経験もした。同年6月のU-23アジア杯では、体調不良者が続出した関係で準決勝と3位決定戦も同様に18人で臨んでいる。限られた選手で最適解を導いてきたのだ。

 過去の体験も活かしながら、大岩監督がどのようなメンバーで戦い、どのようなマネジメントを発揮するのか。指揮官の手腕にも注目だ。
 
 初めて全員が集合した5日のトレーニングは冒頭15分のみの公開となったが、選手たちの表情からは状態の良さが垣間見えた。小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)も3連戦に向けて闘志を燃やす。

「この暑さで(フィールドプレーヤーが)90分間走るのは大変だし、自分も試合に出た時に立っているだけで集中力が切れてしまうような状況なので、いかに試合に持っていけるかが大事になる」

 見えない敵と戦いながら、1位通過を目ざす――。どんな環境でも自分たちの力を発揮できれば、自ずと予選突破は見えて来るはずだ。

取材・文●松尾祐希(サッカーライター)

【U-22代表 最新序列】パリ五輪出場への第一関門。注目は中盤の組み合わせ。タフに戦える松木は連戦で重宝されるはず

“もう1つ”のU-22日本代表。サバイバルレースとなるアジア競技大会でアピールできるか

「すごく興奮させられました」U-22日本代表・大岩剛監督が同じくパリ五輪を目ざすバスケ日本代表に刺激!
【関連記事】
期待せずにはいられない。パリ五輪への大事な初戦、松木玖生は気合十分「チームを引っ張っていけるようにしたい」
【U-22代表 最新序列】パリ五輪出場への第一関門。注目は中盤の組み合わせ。タフに戦える松木は連戦で重宝されるはず
“もう1つ”のU-22日本代表。サバイバルレースとなるアジア競技大会でアピールできるか
「すごく興奮させられました」U-22日本代表・大岩剛監督が同じくパリ五輪を目ざすバスケ日本代表に刺激!
「なんかジャンプがすごいな…」スパルタ斉藤光毅が惜しくも“すれ違った”上田綺世の印象を明かす。「僕も相手にそう思われたい」【現地発】

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ