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【韓国メディアの視点】最も警戒するのは久保裕也! 日本の戦いぶりに賛辞が並ぶ一方で弱点の指摘も

カテゴリ:日本代表

慎武宏

2016年01月29日

韓国メディアは、日本の「フィジカルコンタクトの弱さ」を指摘。

フィジカルの弱さを指摘される日本だが、下馬評の低さを覆してきたチームだけに、最後の大舞台で底力を見せてほしい。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

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 そんな韓国メディアが警戒すべき日本の選手として挙げているのは、「シャドーストライカータイプで、スピードがありスペースへの侵入に長けた久保裕也、パワーよりもスピードに優れたオナイウ阿道、身体は小さいが個人技とパスセンスに秀でた典型的な日本人攻撃的MFの中島翔哉」(『スポーツ朝鮮』)などで、そのなかでも最も久保の名前が多く出てくる。
 
「クォン・チャンフンVS久保裕也、2列目攻撃手の激突」のタイトルで試合を展望する『スポーツ・ソウル』も久保のことをこう評している。
「3得点を挙げている久保は、トップ下の位置からスピードのある飛び出しと個人技で、日本のカウンター戦術の威力を高めている」
 
『スポーツ・ソウル』紙はその一方で日本の弱点を指摘することも忘れていない。
「日本の守備陣は攻撃参加が多くない。また、イラク戦では相手の積極的なプレッシングとパワフルなフィジカルコタンクトに慌て、日本らしいパス回しを生かせなかった。守備力がありフィジカルが強いMFの比重を高めて中盤での球際の攻防を強化し、圧迫の強度を高めれば、日本の力を削ぐことができる。さらに後半から機動力のある選手を投入すれば、ゴールを生み出せるだろう」としている。
 
『スポーツ朝鮮』も同様の見解だ。
「日本は速いがフィジカルコンタクトに弱い姿を見せている。果敢なプレスで事前にボールの出所を遮断し、サイドに回されたボールに備えれば、日本の攻撃の半分以上は防げるだろう」と、韓国に十分勝算ありと見ているようだ。
 
 ちなみにシン・テヨン監督は準決勝のカタール戦では、結果を得るために守備に重点を置いた3-4-3で挑み勝利した。それを受けて「日本戦もシン・テヨン式“勝つサッカー”で」(『NEWSIS』)という声も多い。負けられないライバル対決で、策士シン・テヨン監督がどんな采配に打って出るかにも、注目したい。
 
文:慎 武宏(スポーツライター)
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