選考にポイント制導入を検討!?
欧州の新シーズンが始まり、移籍した日本選手も過去例を見ない数となった。
5大リーグ(イングランド、ドイツ、イタリア、スペイン、フランス)では、プレミアリーグにリバプールに移籍した遠藤航、三笘薫(ブライトン)、冨安健洋(アーセナル)の3人が在籍。
セリエAはラッツオに加入した鎌田大地、ラ・リーガには久保建英(レアル・ソシエダ)、ブンデスリーガは板倉滉(ボルシアMG)、新10番の堂安律(フライブルグ)ら7人、リーグ・アンに伊東純也、中村敬斗(ともにスタッド・ドゥ・ランス)、南野拓実(モナコ)らが在籍する。
また守田英正(スポルティング)らがプレーするポルトガル、上田綺世が新天地を求めたフェイエノールなどオランダリーグ、さらに、日本人選手にとって登竜門ともいえるベルギー、シント=トロイデンにGKダニエル・シュミット、古橋享吾が所属するスコットランド・セルティックと昨季以上に選手は増え、それぞれの2部、他国リーグを入れれば100人を優に超える「海外組」という大集団が形成され続ける。選考する過程は、これまでとは比較できない難しさを抱える。
現状は、日本代表で長く使われて来た「国内組」と「海外組」の枠ではもはや収まらない。Jリーグを含めた世界中のリーグから選出するといった新たな枠組、指標作りが2期目の重要課題だ。
その発想を示すのか、8月31日の代表発表会見で監督は「(Jリーグで選出されていない選手の理由を聞かれ)前提として、ヨーロッパでプレーする選手の全員がJリーグから羽ばたいたという点は(メディアの)皆さんとも共有しておきたいと思います」と答えた。
具体的な話ではないが「ポイント制」など明確な評価の指標+総合的判断が求められるとする。
「これだけの人数、プレーの質を前提に、本当に『ポイント制』とか、そういうものを考えないといけない。結局は総合的に選ぶわけですが、これまでの4年で見てきた中で、各国リーグの違いはある。5大リーグの1部、さらに1部の中でも上位か、チャンピオンズリーグに出るクラブ、ヨーロッパリーグに出られるところ、などリーグに評価の序列はあります。反対に代表と所属チームの機能(役割)はイコールではない部分もある。
今、本当にいい選手がとても多く選択肢は広がり、レベルが高い中、何か指標は作らないといけない、持たないといけない。簡単ではないが、2部より1部、5大リーグでも上位でプレーし、より厳しい国際レベルにいる選手は高く評価しなくてはと考えています」
5大リーグ(イングランド、ドイツ、イタリア、スペイン、フランス)では、プレミアリーグにリバプールに移籍した遠藤航、三笘薫(ブライトン)、冨安健洋(アーセナル)の3人が在籍。
セリエAはラッツオに加入した鎌田大地、ラ・リーガには久保建英(レアル・ソシエダ)、ブンデスリーガは板倉滉(ボルシアMG)、新10番の堂安律(フライブルグ)ら7人、リーグ・アンに伊東純也、中村敬斗(ともにスタッド・ドゥ・ランス)、南野拓実(モナコ)らが在籍する。
また守田英正(スポルティング)らがプレーするポルトガル、上田綺世が新天地を求めたフェイエノールなどオランダリーグ、さらに、日本人選手にとって登竜門ともいえるベルギー、シント=トロイデンにGKダニエル・シュミット、古橋享吾が所属するスコットランド・セルティックと昨季以上に選手は増え、それぞれの2部、他国リーグを入れれば100人を優に超える「海外組」という大集団が形成され続ける。選考する過程は、これまでとは比較できない難しさを抱える。
現状は、日本代表で長く使われて来た「国内組」と「海外組」の枠ではもはや収まらない。Jリーグを含めた世界中のリーグから選出するといった新たな枠組、指標作りが2期目の重要課題だ。
その発想を示すのか、8月31日の代表発表会見で監督は「(Jリーグで選出されていない選手の理由を聞かれ)前提として、ヨーロッパでプレーする選手の全員がJリーグから羽ばたいたという点は(メディアの)皆さんとも共有しておきたいと思います」と答えた。
具体的な話ではないが「ポイント制」など明確な評価の指標+総合的判断が求められるとする。
「これだけの人数、プレーの質を前提に、本当に『ポイント制』とか、そういうものを考えないといけない。結局は総合的に選ぶわけですが、これまでの4年で見てきた中で、各国リーグの違いはある。5大リーグの1部、さらに1部の中でも上位か、チャンピオンズリーグに出るクラブ、ヨーロッパリーグに出られるところ、などリーグに評価の序列はあります。反対に代表と所属チームの機能(役割)はイコールではない部分もある。
今、本当にいい選手がとても多く選択肢は広がり、レベルが高い中、何か指標は作らないといけない、持たないといけない。簡単ではないが、2部より1部、5大リーグでも上位でプレーし、より厳しい国際レベルにいる選手は高く評価しなくてはと考えています」
開催国枠を得て、予選がなかった東京五輪では、代表と「2チーム1カテゴリー」と大きなグループを構成できた。しかし26年へは、新しい枠組み、発想で厳しいアウェーを強いられるアジア予選に備え、カタールW杯で得た世界における日本代表の評価も高めなくてはならない。
W杯で初のベスト8を目指して掲げた「まだ見ぬ景色」は、こうした日常の些細な部分にすでに見えているのかもしれない。
<主な海外組>
イングランド
プレミアリーグ(3人)
三笘薫(ブライトン)、冨安健洋(アーセナル)、遠藤航(リバプール)
2部リーグ(3人)
中山雄太(ハダースフィールド)、三好康児(バーミンガム)、坂元達裕(コベントリー)
スペイン
ラ・リーガ(1名)
久保建英(レアル・ソシエダ)
2部リーグ(2名)
橋本拳人(ウエスカ)、勝島新之助(ジローナ)
イタリア
セリエA(1名) 鎌田大地(ラツィオ)
ドイツ
ブンデスリーガ1部(7人)
堂安律(フライブルク)、伊藤洋輝(シュツットガルト)、浅野拓磨(ボーフム)、板倉滉(ボルシアMG)、長谷部誠(フランクフルト)、原口元気(ウニオン・ベルリン)、奥川雅也(アウクスブルク)
※上記の7人以外では、チェイス・アンリはシュツットガルトU-21、福田師王はボルシアMGU-23、水多海斗はマインツU-23、福井太智はバイエルンⅡ、佐藤恵允はブレーメンU-23に在籍。
2部リーグ(10名)
田中碧(デュッセルドルフ)、室屋成(ハノーファー)、松田隼風(ハノーファー)、アペルカンプ真大(デュッセルドルフ)、伊藤達哉(マクデブルク)、遠藤渓太(ブラウンシュヴァイク)、上月壮一郎(シャルケ)、林大地(ニュルンベルク)、奥抜侃志(ニュルンベルク)、町野修斗(ホルシュタイン・キール)
※上記の10名以外では、内野貴史がフォルトゥナ・デュッセルドルフⅡに在籍。
フランス
リーグ・アン(4名)
伊東純也(スタッド・ドゥ・ランス)、中村敬斗(スタッド・ドゥ・ランス)、南野拓実(モナコ)、川島永嗣(ストラスブール)
オランダ
エールディビジ(6名)
上田綺世(フェイエノールト)、菅原由勢(AZ)、斉藤光毅(スパルタ)、小川航基(NEC)、佐野航大(NEC)、長田澪(フォレンダム)
ポルトガル
リーガ・ポルトガル(6名)
守田英正 (スポルティング)、中村航輔 (ポルティモネンセ)、藤本寛也(ジウ・ヴィセンテ)、渡井理己(ボアビスタ)、相馬勇紀(カーザ・ピア)、小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)
W杯で初のベスト8を目指して掲げた「まだ見ぬ景色」は、こうした日常の些細な部分にすでに見えているのかもしれない。
<主な海外組>
イングランド
プレミアリーグ(3人)
三笘薫(ブライトン)、冨安健洋(アーセナル)、遠藤航(リバプール)
2部リーグ(3人)
中山雄太(ハダースフィールド)、三好康児(バーミンガム)、坂元達裕(コベントリー)
スペイン
ラ・リーガ(1名)
久保建英(レアル・ソシエダ)
2部リーグ(2名)
橋本拳人(ウエスカ)、勝島新之助(ジローナ)
イタリア
セリエA(1名) 鎌田大地(ラツィオ)
ドイツ
ブンデスリーガ1部(7人)
堂安律(フライブルク)、伊藤洋輝(シュツットガルト)、浅野拓磨(ボーフム)、板倉滉(ボルシアMG)、長谷部誠(フランクフルト)、原口元気(ウニオン・ベルリン)、奥川雅也(アウクスブルク)
※上記の7人以外では、チェイス・アンリはシュツットガルトU-21、福田師王はボルシアMGU-23、水多海斗はマインツU-23、福井太智はバイエルンⅡ、佐藤恵允はブレーメンU-23に在籍。
2部リーグ(10名)
田中碧(デュッセルドルフ)、室屋成(ハノーファー)、松田隼風(ハノーファー)、アペルカンプ真大(デュッセルドルフ)、伊藤達哉(マクデブルク)、遠藤渓太(ブラウンシュヴァイク)、上月壮一郎(シャルケ)、林大地(ニュルンベルク)、奥抜侃志(ニュルンベルク)、町野修斗(ホルシュタイン・キール)
※上記の10名以外では、内野貴史がフォルトゥナ・デュッセルドルフⅡに在籍。
フランス
リーグ・アン(4名)
伊東純也(スタッド・ドゥ・ランス)、中村敬斗(スタッド・ドゥ・ランス)、南野拓実(モナコ)、川島永嗣(ストラスブール)
オランダ
エールディビジ(6名)
上田綺世(フェイエノールト)、菅原由勢(AZ)、斉藤光毅(スパルタ)、小川航基(NEC)、佐野航大(NEC)、長田澪(フォレンダム)
ポルトガル
リーガ・ポルトガル(6名)
守田英正 (スポルティング)、中村航輔 (ポルティモネンセ)、藤本寛也(ジウ・ヴィセンテ)、渡井理己(ボアビスタ)、相馬勇紀(カーザ・ピア)、小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)