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【指揮官コラム】カターレ富山監督 三浦泰年の『情熱地泰』|富山で踏み出した新たな一歩

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェスト編集部

2016年01月27日

水が美味しい富山では、練習中の給水も水道水で大丈夫。

1月上旬のインタビューでは、新天地での抱負を語ってくれた三浦監督。富山にしかできないスタイルの確立を目指す。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

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 話は変わるが、いつの日からか僕は水道水を飲まなくなった。
 
 子どもの頃は学校の水道で、蛇口に口をつけてゴクゴクと飲んだ。サッカーを本格的に始めた少年時代には、練習中に水を飲んではいけないと言われ、水道水でうがいをする振りをして水を飲んだものだが、プロになれば給水がパフォーマンスを上げ、トレーニングの中で水を飲まなければいけない時代となった。
 
 そして水の補給は、時代とともに水道水からミネラルウォーターに代わり、自宅の水道水は飲まなくなった。もう何十年もだ。
 
 それが富山では、水が綺麗で美味しいから、練習中の給水用ペットボトルの水は水道水で大丈夫だと、マネージャーが言うのだ。
 
 これもまた富山の魅力であろう。
 
 トレーニングも1週間が経ち、週末(23、24日)のトレーニングマッチは雪のため中止となったが、朝の7時から(2時間)ドームを急遽、確保しくれて2日間ともしっかりとしたトレーニングができた。
 
 トレーニング開始から高知キャンプまでの富山での2週間は「基本作り」。身体を起こし、有酸素運動を中心にじっくり身体を作るのと同時に、テクニック面のフィーリングを上げていく。そして目指すサッカーに向けて、価値観を合わせる。戦術の共有。クラブともしっかり話し合い、方向を合わせ一歩一歩進んでいく。
 
 そんな大事な時期なのである。
 
 富山には富山のスタイルが存在し、富山のルールができる。それは今まで僕が監督をしてきたどの地――チェンマイ(タイ)、東京、北九州――とも異なる。
 
 人間らしく、富山らしい。カターレ富山にしかできない、そんなサッカーで目標のJ2リーグ昇格を目指して、日々努力していきたい。
 
 まずはこうやって、富山での日々をコラムで報告することを、理解してくれたすべての人たちに感謝したい。
 
 カターレ富山の広報、会社関係者、サッカーダイジェストWeb編集の皆さま、ありがとうございました。
 
2016年1月26日
三浦泰年

雪化粧を施した美しい立山連峰。この地の水の美味しさも、富山が誇れるもののひとつだ。

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