マンチェスター・シティでもっとも“フレッシュ”なセンターハーフ。
シティ入団後、プレミアリーグで初めて先発フル出場を果たしたクリスタル・パレス戦で、デルフはデルフらしかった。敵の攻撃の芽を摘み取ってはパスを繋ぎ、その後も前後左右に足を止めなかった。
終盤84分にカウンターから4点目が生まれた場面では、圧巻の走力を披露する。前線に残っていたアグエロとダビド・シルバに次いで相手ペナルティーエリアに到着したのは、MF陣ではもっとも深い自陣エリアの淵にいたデルフだった。
11月上旬の戦線復帰から2か月、コンディションが戻ったデルフは、チームでもっとも“フレッシュ”なセンターハーフでもある。
GKのセービングが甘かったとはいえ、30メートル近い距離から積極的にシュートを放ったように、自信を失っていない事実も頼もしい。
デルフは「攻めと守り」、そして「華と汗」が両立するシティでは貴重な中盤中央の一駒として獲得された。そして層の厚さが物を言う後半戦早々、期待されていた新戦力としての姿を披露したのだ。
試合後、「ワークレートもビルドアップでの貢献度も申し分なし」とデルフを評価したペレグリーニ。普段は「チームありき」の指揮官が、珍しく特定の選手を誉めたのも無理はない。
文:山中忍
【著者プロフィール】
山中忍/1966年生まれ、青山学院大学卒。94年渡欧。イングランドのサッカー文化に魅せられ、ライター&通訳・翻訳家として、プレミアリーグとイングランド代表から下部リーグとユースまで、本場のサッカーシーンを追う。西ロンドン在住で、ファンでもあるチェルシーの事情に明るい。
終盤84分にカウンターから4点目が生まれた場面では、圧巻の走力を披露する。前線に残っていたアグエロとダビド・シルバに次いで相手ペナルティーエリアに到着したのは、MF陣ではもっとも深い自陣エリアの淵にいたデルフだった。
11月上旬の戦線復帰から2か月、コンディションが戻ったデルフは、チームでもっとも“フレッシュ”なセンターハーフでもある。
GKのセービングが甘かったとはいえ、30メートル近い距離から積極的にシュートを放ったように、自信を失っていない事実も頼もしい。
デルフは「攻めと守り」、そして「華と汗」が両立するシティでは貴重な中盤中央の一駒として獲得された。そして層の厚さが物を言う後半戦早々、期待されていた新戦力としての姿を披露したのだ。
試合後、「ワークレートもビルドアップでの貢献度も申し分なし」とデルフを評価したペレグリーニ。普段は「チームありき」の指揮官が、珍しく特定の選手を誉めたのも無理はない。
文:山中忍
【著者プロフィール】
山中忍/1966年生まれ、青山学院大学卒。94年渡欧。イングランドのサッカー文化に魅せられ、ライター&通訳・翻訳家として、プレミアリーグとイングランド代表から下部リーグとユースまで、本場のサッカーシーンを追う。西ロンドン在住で、ファンでもあるチェルシーの事情に明るい。