【大宮】サイドのスペシャリスト沼田と抜群の決定力を備える江坂を直撃!

カテゴリ:Jリーグ

古田土恵介(サッカーダイジェスト)

2016年01月17日

「連係さえ合えば、もっと得点を取れる」(江坂)

昨季はプロ1年目ながら13得点とブレイクした江坂。J1へと活躍の舞台を移す今季も、新チームに素早くフィットして同様のインパクトを与えたい。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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江坂 任(MF
 
――江坂選手にとってJ1初挑戦になります。
 
 楽しみのひと言です。昨年、プロ1年目で13点取れことは自信にしてもいいのかな、と。チームがなかなか勝てないなかで「どれだけ得点とアシストをできるか」と考えていたので、個人として結果を残せて良かったです。J1でもふた桁得点を狙います。
 
――ブレイクしたきっかけはなにかあったんでしょうか。
 
 2点取って(2節・熊本戦、4節・北九州戦でゴール)から11試合ノーゴールだった。でも、誕生日に2ゴールを挙げて(5月31日にホームで行なわれた千葉戦)、それが大きかったと思いますね。持ってるなって(笑)。
 
――大宮ではどんなプレーを見せたいですか。
 
 群馬ではほぼ個人プレーで得点を奪っていたので、個人技術は通用するとは思う。課題は「チームにどれだけフィットできるか」でしょうか。これから擦り合わせていかないといけません。連係さえ合えば、もっと得点を取れるはず。上手い選手がいますから、ワンタッチゴールが増えると思います。得点パターンも増やせるはずですし、楽しみですね。
 
――戦術にフィットするイメージはできていますか?
 
 キープできる選手の周りをちょこちょこ動いてボールを要求したり、ワンタッチゴールできるポジションを取って得点を狙っていきたいですね。ムルジャ選手や家長さんなどキープ力の高い選手がいるので、ボールを引き出せるようにどんどん要求したい。
 
 あと、自分からコミュニケーションを取りたいですね。群馬時代もそうやって自分のプレーを分かってもらったので、それは継続してやっていけたらと考えています。
 
――1年でJ2の下位チームからJ1にステップアップしました。
 
 大卒で即戦力として入っていますから、若くないと自分では思っています。海外の基準に照らし合わせてもそうですよね。日本代表に同世代の選手が何人も選ばれていますから「1年目から挑戦して上に行かないと」と考えていました。いいステップアップができたと思います。
 
――大学在学中は、Jクラブからあまり声を掛けてもらえなかったと聞きます。
 
 大学3、4年と、全国大会で得点王(2013年総理大臣杯と14年インカレ)を獲ったのですが、Jクラブからの話がほとんどなかった。その悔しさがあったから活躍できた側面もあると思うので、今になってみれば良かったのかなと(笑)。少しは見返せたと思っています!

取材・文:古田土恵介(サッカーダイジェスト編集部)
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