違いを見せるべく、ファイナルの舞台に立つ
だが、そこで腐らずに自分と向き合えるのが山口の良さでもある。離脱期間中に身体の強化に励み、トレーナーの助言を受けながら下半身のパワーアップに力を入れた。当時の取り組みを振り返り、山口は言う。
「下半身を強化してポストプレーが安定したと思う。特にお尻を鍛えるためにスクワッドはしていました。踏ん張れるようになったし、動けるようにもなりましたね」
筋力強化とともに身体作りも見直し、食事の量を増やした。今までは大盛り1杯だったが、2杯に増やしたことで4キロアップ。「今、80キロあるので、ちょっと重くなりすぎたかもしれない」と苦笑いを浮かべたが、パワーアップしたことでプレーの幅が広がった。
「下半身を強化してポストプレーが安定したと思う。特にお尻を鍛えるためにスクワッドはしていました。踏ん張れるようになったし、動けるようにもなりましたね」
筋力強化とともに身体作りも見直し、食事の量を増やした。今までは大盛り1杯だったが、2杯に増やしたことで4キロアップ。「今、80キロあるので、ちょっと重くなりすぎたかもしれない」と苦笑いを浮かべたが、パワーアップしたことでプレーの幅が広がった。
11月中旬に開幕するU-17ワールドカップのメンバー入りに向けて、チームを率いる森山佳郎監督に自身の存在を示せた。しかし、FWのポジションは激戦区。特に自身とタイプが近い大型FWでは、すでにトップチームでプレーしている186センチのFW道脇豊(2年/熊本)が最終予選を兼ねたU-17アジア杯で4ゴールをマーク。
また、昨秋のU-17アジア杯予選でチーム得点王に輝いた183センチの徳田誉(2年/鹿島ユース)も怪我から復帰し、今回のクラブユース選手権のグループステージ最終節では土壇場で決勝点を決めるなど印象に残る活躍を見せた。
そうした選手たちとの争いに勝つためには、さらなるゴールが求められる。今大会も残りは1試合。最も注目を集める決勝戦でチームを勝利に導く得点を奪えるか。怪我から戻ってきた左利きのストライカーはライバルたちとの違いを見せるべく、ファイナルの舞台に立つ。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
「自分らしいゴール」で4点目をゲット! FC東京U-18の右SB金子俊輔が攻守に活かしたスピードという武器
「ちょっとざわついたよね」“5番手”長友佑都のPK戦秘話「ビックリしたんちゃう、俺がタメを作るPKを蹴れるなんて」【天皇杯】
「ムカついた。なんで俺じゃない」堂安律がC大阪のセレクションに落選した挫折を回想!「絶対にセレッソを見返すという思いだけだった」
また、昨秋のU-17アジア杯予選でチーム得点王に輝いた183センチの徳田誉(2年/鹿島ユース)も怪我から復帰し、今回のクラブユース選手権のグループステージ最終節では土壇場で決勝点を決めるなど印象に残る活躍を見せた。
そうした選手たちとの争いに勝つためには、さらなるゴールが求められる。今大会も残りは1試合。最も注目を集める決勝戦でチームを勝利に導く得点を奪えるか。怪我から戻ってきた左利きのストライカーはライバルたちとの違いを見せるべく、ファイナルの舞台に立つ。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
「自分らしいゴール」で4点目をゲット! FC東京U-18の右SB金子俊輔が攻守に活かしたスピードという武器
「ちょっとざわついたよね」“5番手”長友佑都のPK戦秘話「ビックリしたんちゃう、俺がタメを作るPKを蹴れるなんて」【天皇杯】
「ムカついた。なんで俺じゃない」堂安律がC大阪のセレクションに落選した挫折を回想!「絶対にセレッソを見返すという思いだけだった」