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ジーコスピリットを体現。終了間際の決勝点で鹿島ユースが勝利を掴む。見逃せない“歴戦の猛者”たちのバックアップ

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2023年07月27日

焦れずに戦い、集中力を切らさない

鹿島の伝統を継承するスタッフ陣。時に厳しく接しつつ、選手たちを温かい目で見守っている。写真:松尾祐希

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「献身」、「誠実」、「尊重」。

 鹿島アントラーズに根付く“ジーコスピリット”は、柳澤敦監督率いるユースチームにも脈々と受け継がれている。

 7月26日に行なわれた第47回 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会のグループステージ最終節。2節終了時点でグループ2位に位置していた鹿島ユースは予選突破を懸け、京都サンガF.C.U-18と対戦した。

 各組2位以上に与えられるノックアウトステージ進出の条件を整理すると、鹿島は1勝1敗の2位で、2連勝中の首位・京都に対し、勝利を収めれば無条件で突破を決められる。だが引き分け以下では3位のファジアーノ岡山U-18の結果を待たなければならない。2連敗中のいわきFCU-18の得失点差や実力差などを考慮すると、突破のためには勝利が必須だった。

 引き分け以上で突破が決まる京都に対し、「総力戦」で挑むと言い切った柳澤監督は選手たちにこんな期待をしていた。

「アントラーズでやってきたことをやる。アントラーズ魂、ジーコスピリットを再現しよう」

 大一番を前に初心に戻り、クラブのOBでチームの礎を築いたジーコ氏の言葉を指揮官は口にした。
 
 ジーコ氏がアントラーズに関わる人に対して求める姿が「献身」、「誠実」、「尊重」という“ジーコスピリット”に宿っている。全ては勝利のために――。勝負に対するこだわりを持って、この試合に鹿島は挑んだ。

 試合を振り返れば、旗色は決して良いとは言えなかった。特に前半は中盤での潰し合いとなり、ゴール前までボールを運べなかった。35度を超える気温でのプレーに加え、4日間で3試合という過密日程。疲労もあり、選手たちの足は思うように動いていなかった。それでも、焦れずに戦い、最終ラインは集中力を切らさない。

「前線の選手は結構焦っていたかもしれないけど、後ろは慌てずしっかり繋ぐ。そんなに焦っている感じはしなかった」(DF松本遥翔/2年)

 攻撃陣が攻めあぐねても、気持ちは切らさない。仲間を尊重しながら、献身的にプレーする。メンタル面が成熟し切っていない高校年代ではちょっとした出来事が流れを変えるが、選手たちは動じずに戦い続けた。

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