一枚岩になり、1戦1戦を大切に戦う
志津の頭の中には、選手権の決勝戦、5万868人の大観衆に包まれた国立競技場のピッチの映像が鮮明に残っている。
「視界全体が人で埋まっていて、圧がかかっているというか、すごくプレッシャーがあった。少しのプレーでも、でかい歓声がわくので、モチベーションもわくのですが、緊張感も生まれてしまった。
岡山学芸館の選手たちはそのなかで伸び伸びとプレーをしていて、どんどんミドルシュートを狙ってくるし、こぼれ球に対する反応、迫力も凄かった。そこで僕は飲まれてしまって、シュートを打たせないという基本的なところができなかったし、シュートを弾いたあとのセカンドアクションも足りなくてやられてしまった。
だからこそ、今年は守備では相手にシュートを打たせないこと、セカンドボールへの反応を意識して、逆に攻撃ではどんどんシュートを打っていくことを自身のテーマにしています」
「視界全体が人で埋まっていて、圧がかかっているというか、すごくプレッシャーがあった。少しのプレーでも、でかい歓声がわくので、モチベーションもわくのですが、緊張感も生まれてしまった。
岡山学芸館の選手たちはそのなかで伸び伸びとプレーをしていて、どんどんミドルシュートを狙ってくるし、こぼれ球に対する反応、迫力も凄かった。そこで僕は飲まれてしまって、シュートを打たせないという基本的なところができなかったし、シュートを弾いたあとのセカンドアクションも足りなくてやられてしまった。
だからこそ、今年は守備では相手にシュートを打たせないこと、セカンドボールへの反応を意識して、逆に攻撃ではどんどんシュートを打っていくことを自身のテーマにしています」
経験を力に変え、さらにチームを牽引する立場としてプレーで示していく。
「昨年の経験をみんなに還元しながら、全員で日本一を狙う集団にしようと意識してきました。だからこそ、ここからもっとまとまって1戦1戦を大切にしながら、持ち味を出せるチームにしていきたい」
次なる相手は、プレミアEASTに所属し、前回大会の王者・前橋育英。優勝に向けて大きな関門となるが、大舞台を経験した志津は闘志を燃やし、かつより冷静に、貪欲にプレーすることに変わりはない。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
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