サッカー選手に限らず、海外に挑戦した日本人を苦しめるのが言語だ。高校時代は教科書よりも『SLUM DUNK』を読んでいた宮市の場合はどうだったのだろうか。

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　本当に英語に関しても、言ってることは分かるんですけど、話せるようになるまで、１年半ぐらいかかりましたね。時制が一致するというか、未来形、過去形とか。なんか会話の中で一致するようになってきて「あ、俺、喋れてるな」っていうのが、１年半ぐらいだった。自分の言いたいことと、出てくる単語が一致してるなって。

　スラングも、イギリス人だと（ジャック・）ウィルシャーや（アレックス・オクスレイド＝）チェンバレンに、教えてもらってましたね。ここでは言えないようなダーティーワードですよ。こっちでいう…なんだろうな、「おい」とか、そんな感じですかね。

　ドイツは…やっぱりドイツ人は、ドイツ語を話してほしい文化だったので。ドイツ語も勉強しましたね。今もドイツ語はインタビューぐらいなら。非常に英語と似てるところがあって、入りやすかったですね。

　オランダは英語でしたね。オランダ語もあるんですけど、そこは英語で。

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　言語で言えば、弊社で発売しているJリーグ名鑑で宮市は「趣味はフランス語を聞くこと」と答えている。これはいったいどういうことなのだろうか。

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　フランス語って僕の中で、すごくかっこいいイメージがあって。全然喋れないんですけど、それを聞いたりしてましたね。（キリアン・）エムバペのインタビューしてるとことか。結構、英会話とかって、自分が興味ないことを聞いてても全然身にならないんですけど…選手のインタビューとかも今、YouTubeで出てるじゃないですか。自分の興味のあることだと結構入ってくるというか。

　だけど、フランス語はもう全然分からない。Apple Musicにフランス語講座みたいなのがあるんですよ。それを流してたら、なんか変なことを言ってるなと思って、パって見たら「清水ミチコ フランス語講座」と書いてあって。

　あの人が適当なフランス語で、フランス語講座をやってるんですよ。それ聞いて、頻繁に発音してましたからね。だからそれぐらい分かんないです。「アマガッパー」とか言ってるんですよ。それフランス語だと思ってましたからね（笑）。なんかかっこいいっすよね、フランス語って。

※第11回終了（全12回）

取材・文●有園僚真（サッカーダイジェストWeb編集部）

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