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33歳、むしろギラギラしている柿谷曜一朗。「自分がプレーしたい」と思える徳島で原点回帰。若手に寄り添い、さらなる進化を期す

カテゴリ:Jリーグ

元川悦子

2023年07月04日

経験に頼ることなく、新たな自分を構築

歳が近いラバイン監督とも良好な関係。「選手の意見をすごく聞いてくれる」。(C)TOKUSHIMA VORTIS

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 こうしたコミュニケーションが増えれば増えるほど、柿谷は「若手の感覚に合わせていかなければいけない」と強く感じるようになったという。この10年間で現代サッカーのトレンドは大きく変化したと言われるが、森や玄らと共闘することで、柿谷はそのことをひしひしと感じる日々を過ごしている。

「若い選手たちに伸び伸びとプレーしてもらうためにも、自分たち30代選手がどれだけ寄り添えるかが重要だと思う。選手キャリアが10年違えば、スタンダードも大きく違ってくるからね。

 例えば、俺らが10代から20代になった頃は、中盤のトップ下や10番タイプがゲームメイクやフィニッシュに関わるべきという感覚だったけど、今はウイングやサイドバックもビルドアップに参加するし、外で勝負が決まると言ってもいい時代になっている。トレンドも変化しているし、若手の考えを聞いて合わせていったほうが、俺自身も成長できる。そうやって前向きに取り組んでいます」
 
 33歳になった今、過去の経験に頼ることなく、新たな自分を構築しようとしている柿谷。その積極的なトライが徳島の今後に大きなプラスをもたらすはずだ。

 今季後半戦でベテランFWがゴールやアシストといった目に見える数字を伸ばし、チーム全体に勢いをもたらせば、トップ6入りも決して夢ではないだろう。本人もセレッソに在籍していた2013年以来、10シーズンぶりの二桁ゴール達成を虎視眈々と狙っていく覚悟だ。

 徳島の躍進は、円熟味を増したこの男の一挙手一投足にかかっていると言っても過言ではない。稀代のサッカーセンスを持つ男の本領発揮はここからだ。

※第1回終了(全3回)

取材・文●元川悦子(フリーライター)

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