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「強度は高かったけど…彼らも人間」宮市亮が憧れのプレミアに飛び込んで感じた“リアル”。興味深いのはオランダ、ドイツとの違い

カテゴリ:海外日本人

有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

2023年07月02日

外様の感覚は「正直あった。どうせ、お前は帰るんだろって」

ザンクトパウリには6シーズン在籍。築いた関係は深く、「良いチームでしたね。良いやつが多かった」と笑顔で振り返る。(C)Getty Images

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 圧倒的な選手層もあって、海外では期限付き移籍を繰り返した。どこか外様に見られるような、レンタルならではの難しさはあったのだろうか。

「そこは正直ありましたね。どうせ、お前は帰るんだろって。でも、その部分はありましたけど…そのなかでも受け入れてくれましたし、みんなそのチーム、チームで」

 2015年夏、ついにザンクトパウリへ完全移籍。度々怪我に苦しめられていたなか、新天地でも再び負傷離脱を余儀なくされたが、クラブは日本人FWとの契約延長を選択した。

「やっぱりザンクトパウリがしてくれたことは、僕の中で大きくて。あれだけ怪我をしても、契約を延長してくれて、チャンスをくれたクラブでもありますし、僕の現役を続けさせてくれたクラブでもあるので。本当に色んな人から愛情をもらいましたし、今でも本当に愛着があります。今シーズン、本当に昇格できるか、できないかぐらいだったので、頑張ってほしかったな」
 
 先日にNHKで放送されたドキュメンタリーでも、ザンクトパウリのチームメイトの前で、名曲『Stand by Me』を熱唱する姿が流れた。

「良いチームでしたね。良いやつが多かったし、長くいたので一番。今でも連絡も取るし」

 だからこそ、ドイツ2部で5位に終わり、2010-11シーズン以来のブンデスリーガ復帰を逃したことが、心底悔しかったようだ。

※第6回終了(全12回)

取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

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